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続 PTAに入会しない事に決めた話

以前より、娘の通う予定の中学校のPTA会長さん当てに非入会届を提出した出来事を記したが、先日の入学式の前々日に、教頭先生から電話がきた。

入学式当日に式が終わった後、PTA会長を探して会って欲しいというものだった。クラスごとに親御さんが集まって、様々な委員決めをするから、それが終わるまで待っていて欲しいとの事。

入学式当日ホテルマンのように丁寧な男性の先生の案内で別室で待っていると(クレーマーだと思われたのかな??)男性の会長さんがアセアセしながらやってきた。クラスごとの役員決めを今しているところだという。そして、

①非入会という前例がない

②コロナで仕事内容も縮小しているから、大した活動はしていないので、是非私に加入してもらい

と言われた。

旦那が突然死して実家に戻ってくる人なんてそりゃそうそう前例なんて居ないだろうよ。と思いつつ、『なぜ私がこんな事を言いはじめたかと言うと…』と会長さんに説明する事ができた。

娘が小2で転校し、転校先の小学校でいきなりPTAの副会長になってしまった事。そこで、イヤイヤPTAの役員をやるシステムをみんなで改革していた事。そして、その最中に旦那が突然死んでしまい、社宅から私の実家に引越しして来た事。実家は駐車場が1台分しかないし、私が死んだ時の相続等を考えて、私は今車を持っていないから、資源回収等に車を出したり出来ない事…。正直、なんでこんなプライベートを任意団体に入らない理由として話さなきゃいけないのかと思ったが、ちゃんとこちらの立場も話す必要があると思った。すると、会長さんは汗をフキフキしながら、

「大変な思いをされたんですねぇ。たしかにうちも、資源回収をしても1万円ぐらいにしかならないので、会員から100円づつとか頂いてもいいぐらいなんですよね。ではそういった改革にもお詳しいようですので、是非加入して頂いて改革に協力して頂くというのはどうでしょう…」

いやいやいやいや!!会長さん、今までの私の話聞いてたかい?加入しないよー!!なんで私が加入しないPTAの改革までやる事になってるんですか!!

と、心の中で爆笑して突っ込んだ。

『最初から、役員の活動が出来ないから加入しないと言っているので…』と笑いを堪えて言うと、

「でも、お子さんに関わる事で、PTAから支出しているお金もあるので、お子さんが参加出来ない行事があると困ると思うのですが」

と会長さん。出たな。知ってるかい、それは差別だぞ。

『PTAというのは、親と教師が会員で、生徒個人は会員じゃないんですよ。1人の生徒だけ親が会員じゃないからと行って、行事に参加させないのはオカシイですよね?PTAの会計と学校の会計が一緒ではないですし。』

「それも僕個人としてはオカシイと思うのですが…」

『じゃあ、分かりました!こうしましょう。会費を払いたくないわけではないので、3年分のPTA会費をお支払いしますので、寄付という形にして下さい。そして、ご面倒だと思いますが、後のPTAの会計の方にその旨引き継いで下さい。』

と言って、3年分のPTA会費を入れておいた封筒を会長さんに渡した。会長さんはこれまたアセアセしながら、封筒を受け取り、

「そういう事でしたら、寄付という形で受け取らせて頂きます。」と受け取ってくれた。そして、

「疫病騒動で行事が減っているので、やることはほとんどないんですよね。だから入会して頂けると良かったんですよね……」と笑っていた。

アハハハハ……!今までの私の話通じて無かったんかい!!‪w

疫病騒動だからこそ、必要な行事と不必要な行事が分かったから、会員の負担を減らすとか会費を少なくするとか、廃品回収やめようとかじゃないんかい!!‪w

その後会長さんからお電話があり、「校長先生に報告して、非会員という事が受理されました」とのことだった。受理されましたっていうか、なんていうか…。お金を払って役員免除みたいになってるけども。

結局、学校の先生も役員の人も、PTAの会員とは誰なのかとか、PTAがどういうものなのかとか、入会届や退会届が必要だとかいう事を分からずにやっている状態だから、改善して行こうとか、問題点も分からないんだろうな。

私が感じた感覚を別の誰かに同じように伝える事って本当に本当に本当に難しいな…と思った話。

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