見出し画像

地獄の釜の蓋も開く

皆さんはこの言葉をご存知だろうか??

恥ずかしながら私はこの言葉を、一昨日初めて知った。

テレビドラマの主人公が、怪談話好きな田舎のおばあちゃんから毛筆で「地獄の釜の蓋も開く」と書かれた暑中見舞いハガキをもらう。主人公は怪談話を聞くのが嫌だったため、そのハガキをゴミ箱の下にそっと隠す。後輩の子に、怪談話を聞くというのは、エンタメとして楽しめばいいんですよーと言われ、苦手だった怪談話をお風呂場で聞いてみると、びっくりしてスマホと頭が湯船にドボンと沈んでしまい、何だか楽しくなってしまう。

そこでお風呂から上がって辞書をひくと、予想外の意味が書いてあり、おばあちゃんに「おばあちゃんも体に気をつけてね」とハガキで返事を書くのだ。

地獄から魑魅魍魎が溢れ出てくるからお盆にはちゃんとお墓参りしに実家に帰りなさいという意味だと(私も)主人公も思っていたが、全く違っていて、『お盆と正月ぐらいは、地獄の鬼も罪人を責める事を休むのだからこの世の皆もこの日ばかりは仕事を休みなさい』という優しい意味があった。

最近ずっと家事をフルコンボで1人でしていたら、疲れてしまって、昨日昼寝を4時間もした後に夜9時間も寝てしまって、異常事態だと感じていたが、きっと1年に2度ぐらいはひたすら休んでもいいんだよという意味だったかなと考えられた。

地獄の釜の蓋、開きっぱなしでもいいかも。

と思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?