世界でいちばん熱い社労士本試験当日 #6
いよいよ今日は、社労士本試験当日
昨年の本試験当日も、朝から、とにかく何かが胃から飛び出してきそうな緊張感だった
それでも毎年、なるべく平常心を保つようにはしている
前日は、心穏やかに過ごし、早めに就寝する
そして、試験当日には、人生のすべてを、いや1年間の学習のすべてをぶつけるのだ
試験会場入りする前に、会場近くのジョナサンで、モーニングがてらの待機を狙う
そんなに遅いほうではなかったのに、私が入った時にはすでに、たくさんの社労士受験生で埋め尽くされており、空いている席を探すのが大変だった
そうか、戦いはすでに始まっているのか.....
ドリンクバーでドリンクを数種類見繕い、少しずつ飲む
試験前で緊張と興奮状態のところにさらに、コーヒーというガソリンを注ぎ込む
そしていつものように、大好きなきびなごサラダを食べて、魚のDHAを脳みそに取り込み、魚の神様にも力を貸して頂く
少しでも問題を解く
会場入りギリギリまで解く
いよいよ会場に入る
自分の受験番号の席につく
おととしの受験の時は、一番後ろの席があてがわれており、緊張しやすい私は大変快適だった(視線恐怖症みたいなのがあるので、見られてる感じがなくなり、開放感に満ち溢れリラックスできる)
なので、どうか一番後ろでありますようにと願っていたら、昨年は、前から2番目の席だったので、一気に憂鬱な気持ちになる(しかも目の前に試験監督員の机がある、ど真ん中の、一番監視下に置かれやすい列)
…仕方ない、緊張感を味方につけるかと、無理やり捉えなおす
試験開始前にトイレに行く
順番待ちの最中にも、問題を解く(意外と、そこまでやってる人がいなかったので、多少浮いていた)
着席し、試験監督員の説明を聞く
スマホや携帯電話などを入れる封筒が回ってくる
それを足元に置く(いつも、置き方がよくわからず、意味もなく何度も置きなおしたりしてしまう)
説明が終わり、試験開始までしばらく待たされる
私は、この待ち時間を、瞑想タイムにしている
目をつぶり、無になる
普段からくだらない雑念が多すぎる私には、わりと効果があるらしい
試験開始
午前は選択式
選択式はなぜか得意なほうなんだけど、労一あたりは苦慮する
この解答ですべてが決まると思うと神経を使うが、最後は
もうなるようにしかならないっしょ!!と、開き直る
選択式が終わり、お昼休憩
緊張のためと、食べると眠くなってしまう体質から、たくさん食べ過ぎないようにしている(師匠は、いいからたくさん食って戦えという)
択一式の試験前に、少しでも頭に叩き込もうと、持参した何かを開いたりはしてたが
ペラペラとめくっただけで、特に頭に入っていなかった
お昼休憩が終わり、長丁場である午後の択一式が開始
私の、択一式の問題の解き方は変わっている
一度、労基から国年までのすべての問題をざっくり解いてから、もう一度最初から解きなおす
これを、ダブルチェックならぬ、ダブル解き、と名付けている
ダブル解きした割には、国年(国民年金)の得点がやば過ぎた(基準点ギリギリ)ので、どうも国年は、頭に入っていなかったことがわかる
そして試験が終わる
今年も、無事に終わった
安堵感に包まれる間もなく、来年のことを考える
今年も落ちたかもしれない、と、師匠に報告する
会場を出ると、毎度おなじみ、各種予備校のスタッフさんが、受験生の出待ちをしている
「選択式の解答速報と、パンフレット一式が入っている袋を次々と渡されるロード」
を歩きながら、道の両側から矢継ぎ早に差し出されるパンフレットを律儀に受け取っていく(私は、ほぼすべての予備校のパンフレットを受け取って、荷物をたくさん増やして帰るタイプ)
そして、歩きながら、選択式の解答速報を、本番さながらのすごい速度で確認してみた
「え、待って、受かってるかもしれない!!」
解答速報の解答が、私の出した解答と、結構一致していて驚いた
しかも、足切り(基準点割れ)がない
師匠の態度もいつもと少し違うような(でも師匠としてぬか喜びしないように常に冷静さは保ちますよ的な態度)
いや択一の結果がダメかもわかんない、と、自分を低く評価しておいて
本当にダメだったときの、心の予防線を張っておく
帰宅後、択一式の採点もできないまま、疲れ切って泥のように寝る
早朝に目が覚めると、私が寝てる間に択一式の採点をしっかりと終えて、ギラギラした様子の師匠が、私を待ち構えていた
師匠によると、どうやら、私は受かっているらしい
そして、合格見込みの報告を受けた直後、
「次は、司法書士試験を受けよ」
社労士試験の終わりが、司法書士試験の始まりだったとは.....
つづく(予定)
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