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みこちゃん出版「読まれる小説書き方ガイド」ボリュームありで上下巻になって、発売されました!

 小説の書き方、という本はいっぱいあります。ここで、その本を1500円だかで本屋で、次々と結果的に大量に買った方に聞いてみたい。役に立ちましたか。

 みこちゃんは、買うのに疑問があったので立ち読みですが、いい本なんて一冊もありませんでしたよ。なんじゃこれは。自分の方法論を雑にまとめただけじゃないか。こればっかり。思うに創作者が同時に自分の方法論を客観視するというのはむずかしいのかもしれません。

 ところが、赤星香一郎先生はそれができるひとです。この本は現役のミステリ作家が、弟子のみこちゃんの作品を愛を持って指摘するべきところは指摘する、という実作のケーススタディにもなっていまして、とても実践的。赤星先生が、自分の方法論を押し付けることなく、こうした方が良くなるだろうという感じで私の至らない部分を指摘。

 みこちゃんのケーススタディ小説はこれ。

 さらに、『THE NEW COOL NOTER賞』の内部情報である、赤星先生の小説方法論を一奥さんが、解説して記事にしていて、これも収録します。

 じゃじゃじゃーん(^-^)じゃじゃじゃじゃーん♪

『THE NEW COOL NOTER』小説講義 (1)

 赤星香一郎、みこちゃん、一奥の共著となります。赤星先生も、小説論を出版するのは初めてかな。さあさあ(^-^)プロの作家は何をどう教えてくれるのでしょうか!

まえがき 赤星香一郎

 このたび、みこちゃんと一奥さんとの共著という形で「小説講義」を書くことになった。
 小説の書き方については、私自身勉強中ではあるが、初めて小説を書く人のために、という観点であれば、私にも少しアドバイスできることがあるかもしれない。

 私はエンターテインメント小説を専門に書いているので、そのことを念頭に置いて言わせていただければ、小説の評価は「面白ければよい」に尽きる。
 面白ければ、少々の欠点も気にならないし、読後感がよければ「いい小説だ」と思う。

 そのためには、冒頭部で人を惹きつけ「次は次は?」と思わせたり、全然知らない世界の話に興味を惹かれたり、魅力的な人物が登場してきてワクワクしたり、最後に泣かせたりなど、様々な方法で読者の気持ちをつかんで離さないことが肝要になる。

 この本は、読者を惹きつけるにはどのようなことに気をつければよいのか、どういうことをやったら興味を失わせるのか、例を挙げて細かく解説してある。
 また、私が小説を評価する際のポイントについても、本編で詳しく述べているので、参考にして欲しい。

 小説を書く際の心がけとして、気に留めていただけたらと思う。

1 講座の経緯~エンタメと文学

・赤星先生の視点
「第3回THE NEW COOL NOTER賞 文芸部門開催」

・一奥による解説

「THE NEW COOL NOTER 賞文芸部門~文章作法と小説を読む際のポイントについて【赤星先生監修】 」

・みこちゃんによる解説

「『THE NEW COOL NOTER賞』エンタメ部門で赤星香一郎先生はどこをみるのか 」
「『THE NEW COOL NOTER賞』純文学小説部門のみこちゃんが好きな小説」

・みこちゃんによる総評

「エンタメ文学と純文学の違いについて そして小説とはなにか 」


2 みこちゃん小説講座(前編)

はじめに ~ 「短期集中小説執筆講座開始します!→出来上がったら『THE NEW COOL NOTER賞』に応募だ!〜٩(ˊᗜˋ*)و 」

第1回 ~ 冒頭は5W1Hを仕込めば決まる!

第2回 ~ ダイナミックな変化を導入する

第3回 ~ 読者はほんとは着ぐるみの中の人を、見たいんだよん


3 みこちゃん小説講座(後編)

実作の『デジカメがやっと我が家にも来るぞ!』を赤星香一郎先生に講評依頼して添削していただきます。

赤星先生講評 ~ デジカメがやっと我が家にも来るぞ!

第4回 ~ 要約可能な小説は良い小説

第5回 ~ プロが評価する描写とは

第6回 ~ タイトルはめちゃ重要ですよ!

第7回 ~ 創作は孤独ではない


4 一奥による赤星香一郎先生の小説作法解説講座

第1回 ~ 三点リーダと中線について

第2回 ~ 文章の禁則について

第3回 ~ 助詞(てにをは)と記号・その他の表現について

第4回 ~ 文章のリズムと、言葉の統一について

第5回 ~ 視点(人称)について

あとがき 赤星香一郎

 本編で小説作法や書き方などをいろいろ説明した。
 
 さて、小説にとって一番大切なものはなんだろうか。
 それは「なにかを伝えたい」ということではないだろうか。

 つまり、「私はこの小説を通して読者に、○○を伝えたい」の「○○」が明確にあるかどうか。
 たとえば小説を通して、読者を「感動させたい」、「驚かせたい」、「怖がらせたい」、「世の中の不条理さを伝えたい」などがはっきりとしているかどうかだ。
 伝えたいものがないならば、小説を書く必要はない。

 この本は「なにかを伝えたい」という方にとって、どのように書けばよいのか、羅針盤のような役目を果たしてほしいと思っている。
 そういった方々の小説執筆に役立てていだだければ、著者にとっては僥倖である。

===以上でございます===

 みこちゃん出版標準価格300円ですが、この金額でいいんだろうか……。という自信作です!みこちゃん出版しかこんな本は出せないだろうな……。
 小説執筆したいという人だけでなく「Kindle出版はデータ流し込みなので誰でもできる」とかほざいている野郎も買いなさい(爆)。これが企画編集された本物の書籍だ!

 表紙はパピコクレさんです。ありがとうございました。大満足です。


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