サンドイッチマン風ネタ～「マイク・デーヴィスその２」

「いらっしゃいませー」

「わたしの名前はマイク・デーヴィスとお申します」

「お申しますって言わねえよ」

「申します」

「あ、はい。わたしの名前は、おまえく・デーヴィスって申します」

「なんか俺がマイクデーヴィスみたいに聞こえるなそれ」

「お前が俺、俺がマイク」

「お前って言うなよ」

「イエ。俺が俺、お前がマイク」

「うわ、めんどくせ。もういいよ」

「はい。わたしの名前はマイク・金太郎です」

「なんで日本昔ばなしになっているんだよ...そんな登場人物いないぞ」

「鶏ガラ山の」

「それを言うなら足柄山だろ」

「そうです。足柄やまの」

「鶏ガラでもいいよもうそれで」

「では今日からマイク・鶏ガラ・デーヴィスと名乗ります」

「お前古風な日本語の喋り方うまいじゃねえか...それにさ。なんでそこにミドルネーム入っているの」

「それはーわたしがー外人だからです」

「外人て言われて傷ついたのか」

「故障気が付きました」

「全部間違っているよそれ...多少傷つききましただろ。意味の本質はついていると思うけどね。故障するほどショックを受けてさ、それも分かるよ。でも故障しなくてもいいと思うよ」

「イエイ」

「日本の教育問題の本質はなんですか」

「難しい質問だなお前。いくつもあるんだけど、専門家に聞かないとわからないよ」

「専門家という責任の回避ですか」

「うわ何だお前、実はいろんなこと知っているんじゃねえのか」

「日本語は勉強中です」

「めんどくせえなこいつ。じゃあおれが日本語教えてやるよ」

「はい」

「愛と恋との違いを教えてやるよ」

「なんですか」

「愛は…」

「はい」

「愛することだよ」

「では恋とは何ですか」

「恋することだよ」

「ちょっと何言っているんだかわからない」

「いやね。お前がこの間聞きたがっていたからさ」

「アリガトございますう」

「分かったか」

「何言っているのか分かりません」

「そこでお辞儀しなくてもいいんだよ、日本ではそれは慇懃無礼って言って返って失礼になるんだよ」

「オーイエイ」

「指でハートマーク作るなよ。そんなのアメリカ人しないだろ」

「イエイ」

「AKBかよお前」

「AKBとは、ア（Ａ）メリカ人かなり（Ｋ）バカ（Ｂ）ってことですね」

「そんな国際問題に発展するようなこと、だれも言ってねえよ」