入院5日目【こんな状態で退院するの？】

こんにちは、あるいはこんばんは。mikoです

体温が37℃以下で安定してきて、横向きで眠れるようになったり(横向きで眠って良いものかは許可をとってないですが←)

痛みが続く時間の長さも、少しずつ縮んできたりと回復の兆しが見えてきました。

ナマケモノからカメのレベルへ

カメより動く速度が遅いの知ってた？

しかしながら、未だにお手洗いひとつ行くにも一苦労。

まずベッドのリモコンを使って頭の位置を少しずつ時間をかけて高くする。急に起き上がると気分が悪くなりやすいためです。

そして横を向く。少しお腹に響くので、コレだけでも大変。

脚をゆっくりスライドさせながら、ベッドから床へ降ろす。

腕を使ってゆっくり身体を垂直に起こしたら、少し休憩。急に立ち上がると、これまた気分が悪くなる原因になるため。

落ち着いたらゆっくり立ち上がる。術後すぐは点滴スタンドを杖代わりにしながら歩いていましたが、いつまでも甘えていてはまずいと思い。何もなしで歩けるように練習していました。

そしてなんと　ナマケモノだった歩行速度は、ようやくカメが本気出したくらいのレベルに！！

笑い事じゃないです。

経験者の方でしたら解っていただけるかと思いますが

未経験者の方は『何を言ってるんだこいつは？』となるかもしれません。

そもそもカメとナマケモノが50m走対決したら、体格の差でナマケモノが先にゴールへ到着するのですが、

動きの速さだけならカメのほうが圧倒的に速いんですよ。(例え方が微妙だが、どうか伝わりますように)

『こんな状態で本当に明日退院するの？』

お見舞いに来てくれた妹に言われてしまいました。

うん、それは私が1番感じている。決して、術後の経過が悪いわけではない(むしろ順調！)

その隣で母が言う。『昔はとにかく安静！安静！だったけど、今は歩け！どんどん歩け！って言われて退院させられちゃう時代だからね・・・』

十数メートル離れたお手洗いに、行って帰ってくるだけで身体がかなりしんどくなります。

お腹に炭酸ガスを送り込む腹腔鏡下手術に特有の術後症状としてよくあるのが、肩や胃の痛みだそうです。私にとっては、お腹の傷よりも辛い症状でした。

身体が起き上がる度に体内のガスが上に上がってくるそう。肩というかデコルテのあたりに激痛が走り、強い息苦しさを感じます。

調べてみると“数日間で消えます”と説明しているページが多いのですが、ネットあるあるですよね。

私にとって“3日間”も“7日間”も、同じ。“数日間”なのです。ググるだけ無駄だったか・・÷

主人もドン引きした脚の退化

歩けば術後の合併症を防ぐことができ、回復を早める効果があると聞いていたので頑張りました。

いうても3〜4時間に1回。ベッドとトイレの往復が精一杯でしたが。。

術後すぐの頃は、トイレに行くたびにあまりにも私が辛そうにしていたので『車椅子持ってきましょうか？無理しないでくださいね？』と言われていましたが

般若の形相で「歩いたほうがいいんですよねぇｪｪｪ⁈ 歩きますよｫｫｫｫｫ‼︎」

と看護師さんからの優しさを突き返すなどしていました。無理はしなくてよいそうです。

訓練の甲斐があり、痛みを感じる時間も徐々に少なくなって歩幅や歩く速さも少しずつ成長をみせていきました。

明らかに筋力を失っている脚を触ってみると、まるで自分の身体とは思えない感触に変わっていました。

太っていた人が急激に痩せた時に皮がダルンダルンになるの、テレビ番組などで観たことありますか？

例えて言うならそんな感じになってしまったのです。主人も見事に私の脚を触ってドン引きしておりました。

退院予定日の宣告

『明日、血液検査と診察をして問題なければ退院になります』
主治医から告げられました。

先生は続けて、今後のことを話してくれました。

『子宮筋腫を摘出した部分の子宮の傷が、今はまだ血の塊でできたタンコブみたいになってて。

それが吸収されていくために今後も38℃弱の熱が続くと思う。つらいと思うけど。

お腹の傷口も綺麗になるまで最低1ヶ月はかかるから、プール(仕事復帰)のことはまた改めて相談しましょう。

次の診察の時にジェノゲストっていう薬を処方する予定です。生理をとめて、妊活始めるまでに子宮筋腫を大きくさせないようにする薬ね。

子宮についた傷が開腹するまで、最低半年間は飲んでもらうと思う。

レルミナほど強くはないから安心してね。でも、ピルよりは強い。毎日2回飲まなきゃいけないところがちょっと厄介なんだ。』

・・・もう、角度調節できるベッドでは寝られない。

誰かがご飯を運んできて、片付けてくれるわけでもない。

痛み止めを処方してもらうといっても、お馴染みのロキソニン60mg。こいつ・・麻薬なんやな・・・

今後定期的に診察を受けるといっても、お腹の傷口や腸の動きを1日に何回もチェックしてくれた看護師さんはもういない。。

新しく飲み始めるお薬の副作用や費用が気になる。。ざわざわ

そもそも妊活する気あるのか？私。。

まだまだ不安を抱えたまま、退院の日を迎えます。