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【子連れ移住】学校はどうする?

オーストラリアの教育制度について

オーストラリアでは州によって違いはありますが、ほとんどは6~7歳で1年生になります。
日本とほぼ同じだと思っているといいと思います。

小学校は7年間、中学高校で5年間のところが多く、厳密にいえば中学は10年生まで
義務教育期間は、日本と同じで中学校まで!
そして11年生と12年生が日本での高校になります。

オーストラリアの大学は2学期制ですが、小学校から高校までは、4学期制で、12月が最終学期になり、1月後半から始まる1学期が新学年になります。


移住時期も考えることが必要

我が家が移住をしたのは11月の後半。あと2週間ほどで4学期が終わる中途半端な時期でした。
この時期に入れるのもな~ということで、2月1日からの新学期まで学校へは行きませんでした。

子連れ移住の場合、ほとんどは日本の学期や学年を終わらせたときに来る人も多いかと思いますが、現地の学校の学期の区切りを考えることも重要だと思います。

住む場所は慎重に!

学校は、日本と同じで私立校以外は校区が決まっています。
前にも書きましたが

地域や校区によって、ガラが悪かったり学力差もあるので、移住先は、子供の学校のことも考えて選ぶといいと思います。

ダーウィン在住時代は、良い学校を求めて引っ越しをしたこともあります。

日本人学校について

日本語補習校は各地にありますが、日本人学校と呼ばれるものは、オーストラリアにはたぶんどこにもないと思います。

ただブリスベンに1校、全豪からこの学校に行かせるために日本人家族が集まってきている?とも言われている、オーストラリアの義務教育カリキュラムの50%を日本語で教えている公立のウェラーズヒル小学校があります。

この学校は公立なので校区内に住まないとこの小学校には通えません。
そのため他州から引っ越ししてくる日系家族がたくさんいると聞いています。

この学校だけが原因ではないとは思いますが、この学校のある地域の不動産価格はボロ屋なのに高いです。苦笑

非英語圏から来た子供への英語教育

北部準州(ノーザンテリトリー/NT)の場合

我が家の移住先は北部準州のダーウィン
ここは難民の受け入れ場所なこともあり、非英語圏出身の人への英語教育について成人子供関係なく、とても手厚くて他州にないサービスがあり、私も長男も本当にラッキーでした。

ダーウィンの市内からちょっと離れたところにあるアニューラ小学校には、非英語圏の子供たち専用のクラス(Intensive English School (IES))があり、学年制のクラスではなく、英語の習熟度に応じての縦割りクラスで、子供たちは英語を学びます。

オーストラリアは親の送り迎えがマストですが、難民で入国している親は送り迎えが難しいからでしょうか?
この国際クラスの子専用のスクールバスがあり、ダーウィン中の非英語圏から来た子供たちの送り迎えをしてくれたのも本当にありがたかったです。

・・・が、しかしお迎えは朝の7時!
我が家はシティー近くで1番のお迎えだったので、お弁当を作り送り出す私がキツかったです。苦笑

IESのクラスのカリキュラムは、勉強を教えるのではなく、フォニックスやアルファベット、基本の英会話に始まり、料理や遊びを取り入れたものが多く、自然と子供たちが英語を習得できるものになっていました。

長男は英語は全くできませんでしたが、日本の小学校3年生の算数は、こちらでは6年生で習うことだったので、算数のみ6年生のクラスで受けていました。
こういうところも素晴らしいな~と思ったものです。

長男も英語がまったくできなくても周りもみな同じなので、コンプレックスも感じることもなく、学校生活にストレスがなかったのは幸いでした。

子供によって期間は違いますが、英語を学んだ子供たちは
早い子で6カ月。約1年でメインストリームと呼ばれる、普通のクラスへ編入したり、ほかの学校へ転校したりします。

長男も1年間アニューラ小学校でお世話になった後、ダーウィン市内のセントメリー小学校へ編入しました。

北部準州以外の地域の場合

これは後で知ったことですが、ダーウィン以外の場所では、英語ができない子供たちの英語クラスのようなものはなく、普通の学校のクラスに入ってESLの先生が週に何時間かサポートしてくれるだけ!なのだそうです。(たぶん現在もそうだと思います)

朝の8時半から2時半まで、何を言ってるかさっぱりわからないところでいなくてはいけない。
これ、オトナでも地獄ですよ~~~~~(TT)

実際に、娘が通っていたブリスベンの公立小学校でも、韓国からの赴任家庭の女の子がいて、その子も全く英語が出来ずいつもポツンと一人でいたのとか。涙
娘は、同じような見た目のアジア人の女の子と友達になりたかったようで、その子が韓国に帰るまでの2年間、ふたりは親友同士。そして家族ぐるみでお付き合いをしていました。

英語がまったくわからず誰も友達もいない時期に、娘が声をかけてくれいろいろと世話を焼いてくれくれた(娘は世話好きです。笑)ことが本当にうれしかったのだそうです。

まとめ

子供だからすぐに環境に慣れるだろう~は危険です。

特に英語がまだ心もとない場合は、クラス内で孤独に耐えていることも考えられますし、英語ができないことからのいじめも考えられるので、細心の注意を払ってあげてほしいと思います。






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