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自己理解からの夫婦関係の変化

結婚10年目を過ぎて、夫婦関係が前よりよくなったと感じています。
それはなぜだろう。
考えてみて出てきたのは、「自己理解が相互理解につながり、お互いのキャパシティを広げられた」から。


以前の私は、自分のマイナスの気持ちを出すことができませんでした。
夫と行き違いがあっても、どういう気持ちをもったかを書くことができず、向き合えないでいました。
感情が先に出てしまい、思考を出したら感情があふれてしまうように思ってしまっていたのだろうと思います。
それが、手帳を始めて手帳のコミュニティに入ったことで、出すことのハードルを下げることが出来るようになりました。


書くことで、自分がどんな点が気になるのか、何にもやもやしたのか、どうしてこの言葉を出してしまったのか、俯瞰して見られるようになりました。
そうすると、タイミングを図って、自分の気持ちを建設的に、相手に伝えることができるようになりました。


例えばある時、二人で話をしていても、相手の気持ちや考えを知る会話を自分が出来ているだろうか、と問いが立ちました。
一緒に暮らしていても、二人でゆっくり話す時間があっても、お互いを理解し合える会話が出来ているか、まだまだ出来ていないように感じました。
一緒にいる時間の長さでなくて、一緒にいる時間の深さが大切だと思うようになりました。



それから、会話の中に、相手への問いを意識的に加えるようにしています。
相手の考えを聞き、自分の考えも話してみる。
そうすることで、お互いをより理解し合えるようになってきていると思います。


夫婦はお互いが自律しているのがいい、というのが今は共通していますが、これも10年かけて認め合えてきたこと。
男女の役割分担が当たり前の男尊女卑時代を引きずった世代なので、思い返すと夫もこの10年で、たくさんの変化を受け入れてきたのだと思います。


私が男女を区別することとか上下関係で人を見ることを好まないから、最初の頃はぶつかることが多かったけれど、たくさんの意見交換を重ねてきました。
主張だけをしても問題解決にはつながりません。
相手の意見を受け入れつつ、話す機会を何回ももつ。
出せない声は手帳に書いて、手帳に聞いてもらう。
自分の中で熟成してから、話してみる。
色々な媒体から様々な考え方を学び、お互いに許容範囲を広げられてきたと思います。


これから将来、どちらかひとりになっても自律して生きていける、そして自分を終えていくまでが自分の役割。
誰かに(全面的に)頼る生き方は望んでおらず、でも頼りにできることと人は増やしていきたいです。
時代と並走し、変化し続けたい。
ゴールを楽しみにできる人生が目標です。








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