qdcのSUPERIOR/SUPERIOR EX/Studio 8SS並べて聴いてみました
こんにちは、作編曲家/レコーディングエンジニアの三國です。
qdcのイヤホンラインナップのうち3機種（SUPERIOR、SUPERIOR EX、Studio 8SS）が手元にあったのでせっかくなので比較してみました。
そもそもqdcってどこの企業よ
中国深センに本社を置くIEM（インイヤーイヤホン）を中心に展開しているブランドです。中国内でのステージモニターとしては高いシェアを誇っているそうで、コンシューマ中心に展開しているというよりはプロレベルの製品を中心に展開している印象です。
SUPERIOR
日本の輸入代理店アユートとqdcの共同で開発をおこなった製品だそうです。実売1.4万円くらい。
この製品はなんといっても……安い！笑
この値段でこのクオリティの音を鳴らしてくれるんだ、という感動がありました。音楽鑑賞用として圧倒的にコスパが良いです。
SUPERIOR EX
SUPERIORをベースに、日本でプロユースIEMを制作されているFitEarと共同で開発した製品です。実売3万円くらい。
SUPERIORと似た傾向の音なのかな、と思ったら案外そうでもなく。SUPERIORに比べて低音が豊かで、高域は柔らかい音色になっています。なので長い時間使っていても疲れにくいのが特徴ですね。
Studio 8SS
これは開発コンセプト的にも、また価格帯的にも先の2機種とは全然違うものですね。実売20万円くらい。
音楽制作用途に照準を合わせて作られており、正直その立ち位置で作られたイヤホンで満足できるクオリティのものに出会ったことが私はこれまでなかったのですが、これはしっかり使えます！
ヘッドホンはどうしても耳が痛くなるというのをとくにメガネをかけている方は感じられると思いますが、これはイヤホンなのでそんなことにはなりません。
最後に
中国メーカーと言えば安いけれど品質は……というイメージが一昔前はありましたが、今となっては普通に品質が高いものを作る企業が増えてきました（その分、値段も爆安というふうではなくなってきましたが……笑）。
qdcもまさにそんなブランドのひとつで、パッケージ、デザイン、製品の品質どれをとっても普通に一流ブランドの佇まいをしています。
ヘッドホン/イヤホンは耳の形によって聴こえ方が異なるので、Aさんが良いと言っていてもBさんには微妙だったりすることもあります。あくまで一意見として捉えてもらえればと思います。
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