自分が恐れているものと求めているものは表裏一体
こんにちは!みっこです。
今日は、「自分が恐れているものと自分が求めているものは、表裏一体」というお話です。
というのも、昨日セッションをさせていただいたクライアントさん。
とにかく思考がぐーるぐる。答えの出ない考えの渦の中、目を回しているような状態からセッションがスタートしました。
その方の数字の並びを見るに、全体的に本来のエネルギーが抑圧状態。圧力鍋の圧力が上がり続けているのに、ずーーーっと空気が抜けないようなイメージです。く、苦しい……。
こんなときにまず調整をかけるのが、思考のナンバーであるライフパスナンバー。人間は思考の生き物とも言いますが、数秘をやっていてもそのように感じます。
たいていの方の場合、思考のナンバーが支配的になり、過剰に他のナンバーを抑えることが多いのです。
このクライアントさんのライフパスナンバーは5。
頭脳明晰で自由を愛し、新たな挑戦を求めて飛び回る旅人のような数字。潜在数秘では「チャレンジャー」の異名を取る数字なのですが、同時にビビりでもあります。
え?チャレンジャーでしょ?勇気あるんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はバリバリにビビりです。
勇気あるチャレンジャーなのに、ビビり。矛盾しているようで、実はとっても納得するカラクリがあります。
チャレンジャーがビビりでなくてはならない理由
5は勇気ある一歩を踏み出し、成長する喜びや世界が広がるワクワク感を感じたい数字。
つまり、5が求めている勇気や成長や冒険は、恐怖や不安という助走を経て、自分の中の「恐れ」が「勇気」へと反転して初めて感じられるんです。
怖い怖い、と言いながら、でも結局は飛び込んでいく。飛び込む瞬間に、それまでの怖さがスリルに切り替わり、ワクワクへと増幅されていく。
おそらく、思考モードから感覚モードにスイッチが切り替わるようなものなんでしょうね。
そして、吹っ切れたあとの彼らはまるで別人。悩んでいたことなどすっかり忘れて、ひゃほ〜〜〜う!!!とものすごい速さで走り回ります。
今回のクライアントさんも、セッション後がまるで別人でした。
お礼のLINEをいただきましたが、絵文字から言葉使いからテンションから、画面から飛び出してくるエネルギーがまるっと違う人のようになっていて、こちらもびっくり。
ああ、やっぱり5だわ……と笑いながら、そんなクライアントさんのチャレンジャーな後ろ姿を見ることができて、セッショニストとして心満たされる経験となりました。
バンジージャンプしたいからやるんだよね
カラクリが分かってしまうとなんともギャグのような話ですが、当の本人たちは本気で悩みますし、周りも思わず彼らのエンドレスな悩み相談に付き合ってしまいます。
(注:彼らは解決策は一切求めていませんので、話を聞き流すだけにしておくか、「さっさとやれ!」とケツバットするような対応が効果的であることが多いです。)
5のモヤモヤや不安って、バンジージャンプとか、ジェットコースターを前にした人が感じるものと同じなんだろうと思うのです。
「ひいい〜!」とビビりながらも、それを求めている。いざ飛び降りたり、急降下しようものなら、両手を空に投げ出して大絶叫。地上に戻ってきて「いや〜、怖かったわぁ」とか言う顔は、ばっちり笑顔。
アトラクションの列に並んでいるときというのは、自分がそのアトラクションに乗りたくて列に並んでいることを自覚しています。だから、怖いもスリルとして楽しめる。
でも、人生のアトラクションというのはそうはいきません。
列に並びながら、「怖い!」「落ちちゃったらどうしよう!?」「降りたくなっても降りれないし……」なんて言いながら、後ずさりしてみたり、列の最後尾に並び直したり。
「乗るか!?いや、やめとくか!?」と思い悩むうちに時間だけは過ぎていく……。
でもね、無意識とはいえ、そもそも列に並んだのは自分なんです。
どれだけ不安を挙げ連ねようと、結局は「え?自分、乗りたいんだよね?」ってところに着地するしかない。
そこまで分かってしまえば、ビクビクするのも不安になるのも、「そろそろジャンプのタイミングっすよー」「そろそろ急降下っすよー」ってサインとして読めるようになります。
この「あ、そろそろなのかー」の軽やかさを取り入れられると、思い悩む時間もそれなりに楽しめたり、「ああ、でも結局やるのね、わたし」と、ため息つきながらも腹がくくれます。
数字からのサインを読む
理由や目的が不明の感覚って、不安を生んだり、怖さを増幅させます。
だから、怖さや不安、悩みの目的(「だって、バンジージャンプしたいんだもん!」)を分かって、そのサインを読めるって、精神的にも格段に楽。
ここに書いた内容だけでも、以下のような心が楽になるメリットが考えられます。
数字からのサインを読めると!
① 漠然とした不安に飲み込まれない(「なんだ、冒険したいから恐れを感じてるのか」)
② 次のアクションが明確になって焦点が定まる(「うん、結局やるのね、自分」「じゃあどうしようかなー」)
③ 不必要な自己否定が減る(「あー、サインが来たぞー」)
不安がなくなることはありませんが(なくす必要もありません)、「ああ、そろそろタイミングなんだね」って分かれば、感情や思考に振り回されるのではなく、自分で舵を取って意識的にゲームをプレーできるようになります。
「怖さ」と「怖さを克服して挑戦するスリル」、「押さえつけてくるような不自由さ」と「不自由を打破する自由の喜び」、「どうやっても許せない相手」と「許せない自分すらも許す器の大きさ」などなど……。
色んなサインがあります。みなさんの中には、どんな矛盾があるでしょうか?人生からどんなサインが送られてきているでしょうか?
ぜひ時間をとって、イメージしてみてくださいね。
それでは!
みっこ
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