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アメリカ大統領選がおもしろい?!〜スーパーチューズデーの結果にドキドキ

トランプ大統領のライバルとなる民主党の大統領候補は誰か。

ヤマ場となるスーパーチューズデーの開票。

MikkoとMamiが応援するバーニー(サンダース)は伸び悩み、、、前副大統領のジョー・バイデンが勢いづいています。

このブログは、MikkoとMamiのLINEのやりとりの再構成です。

きょうは朝から2人でドキドキしながら、結果を見守りました。

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Mami「おはよう、Mikko💖スーパーチューズデー、開票が始まったみたいだね。
つまり結果はもう決まっている」

「私ね、3.11の震災の時に、あぁ、これで日本の意識が大きく変わるって思ったの。でもね、蓋を開けてみたら、旧体制はそんなに変わらなかった。なんだかそんなこと思い出しちゃった。」

「世界の意識は徐々に変わっているのは確かだけれど、(upside downのような奇跡はもちろんうれしいけれど)私たち1人1人が意識を変える行動を変える、これしかないなって。ふと。まだ結果は出てないけど(笑)そういう気持ちで見守ります!宣言⁈(笑)というわけで、今日も、よろしくお願いします!」

おはよう!まみちゃん(!)
誰か1人が救世主で、その人に任せておけばOKってことは起きないよね。
結局は一人一人が意識を変えるってこと。その通りだと思う(!!!)
地震の時、そうだったね。
意識が変わるかもって思ったし、夜の電気もずっと暗くすればいいのにって思ったけど、、、。
暗くしても、特に問題なかったよね!むしろ快適だった!
仮にバーニーが大統領になっても、結局法律を作るのは議会だから、バーニーが掲げている政策もバーニー自身には実現できないの。(一部は大統領令でできることもあるけど)
そして議会はまず上院と下院の両方をとらないと無理だし、民主党の中にもバーニーの政策に賛成な人は少ないから、実は実現まではものすごく遠い道のりなの。
若い人や労働者を中心としたムーブメントを起こそう!っていうのがバーニーの狙い。
世論が変わることで、議員の意識も変わるから。
トップダウンじゃなくて、ボトムアップで世の中を変えよう!って。

(でも、バーニーに投票している人の中にも、実はそこを理解してない人は多いんじゃないかな。だからバーニーが大統領になって、バーニーの政策がすんなり実現しなくて失望する人も多いんじゃないかなっていうのが、以前からの私の心配。)

とはいえ、大統領のパワーはすごく強いし、誰がリーダーになるかで流れは変わると思うんだ。

今日は静かな気持ちで時々チェックする程度にしようと思います(笑)

ムーブメントを潰さないでーーっていうのが私の願いです(!)

あとは、バイデンじゃトランプに負けちゃうっていう心配。
でも、そこには今日はフォーカスしないようにする(笑)

Mami 「うん、ムーブメント!!それは確実に成功しているね!あの集会での熱気は、バーニーさんが1番すごいと感じました。ほんとトップダウンとボトムアップの両方大事ね。今日は穏やかな気持ちで見守ります💖」

前に聞いた話で、確かにそうだと思ったのは「大統領選は、結局は面白い方が勝つ」っていうこと。

エキサイティングっていう意味だと思うけど、バイデンって、もっともエキサイティングじゃないからね。
バイデンがサウスカロライナで勝って、エスタブリッシュメントが大喜びしてる時、毒舌系の女性コメディアンSarah Silvermanが ”I didn’t think this was possible: boring orgasm” ってツイートしてた(笑)

トランプは最悪だけど、エキサイティングだもんね。
トランプvsバイデンは、ほんと危ない...。
あ、フォーカスしないっていったのに、さっそくフォーカスしちゃった(笑)

Mami「笑、笑、笑、なるほどねーーー!!!面白い方が勝つかぁー!!!前回トランプが勝ったのもそれで理解できる。たしかに、興味深いというかある意味かなり面白いというか。なるほどねー!いい人である必要もないし、とにかく面白いっていあ視点、またあらためて、違う目で見れそう!

「各州の勝利確実のニュースがでてきていて、州の数ではバイデンが上回っている。でも、Mikkoに教えてもらった通り、勝利は州の数だけではなく、獲得代議士の数ということで、今は、この結果はどうなんだろう?と、思いながら見ています。」

そう、その通り〜〜!
私が好きなキャスターChris Hayes がちょうど同じことツイートしてました。
https://twitter.com/chrislhayes/status/1235055571436556289

Mami「ということは、まだまだ分からないのね。日本のニュースを見ているとバイデンが勢いを見せている的に書いてあるので」

サウスカロライナでバイデンが圧勝したことで、風向きがガラっと変わったことには違いないね。
この48時間で、ものすごくいろんな動きがあって、勢力図も、モーメンタムもすっかり変わってしまいました。

どの候補にも「ヤマ場」があってね。
最初、バイデンが出馬を公表したときは、バイデンが圧勝って思われてた。
最初のディベートで、カマラ・ハリスがバイデンの弱点をついて高評価を得たあとは「カマラこそ、勝てる候補!」っていう機運が盛り上がった。
でも、カマラも打ち出していた政策がブレてきたりして、カマラブームは去り。
そのあとは、エリザベス・ウォーレンブーム。ものすごく勢いがあった!
ところが、ウォーレンも政策がブレだした。
そこでプログレッシブ層の支持が一気にバーニーに傾き、バーニーの支持率が上昇。
そして、ピートは(黒人支持が低いこともあり)、最初に予備選が行われる白人中心のアイオワとニューハンプシャーに、ほとんどの資金や労力を投下。
現職上院議員の候補(バーニー、ウォーレン、エイミー)がトランプの弾劾裁判でワシントンにいなければならかった期間に、アイオワで集中的に選挙運動を展開。その甲斐あって、最初の2つの州で良い結果を残し、戦える候補として認められました。
エイミーも、ニューハンプシャーの前に行われたディベートで評価が上がって、ニューハンプシャーでは3位と健闘。1位のバーニーよりも、メディアで取り上げられてました。
バーニーも、良い結果を出してもメディアで盛り上げてもらえずにいたのが、ネバダの勝利が圧倒的だったことで、ようやく「フロントランナー」扱いされるようになった。
そんなふうに、どの候補にも「注目を集める時」があって、それはまた移り変わっていく。
で、この期間、バイデンはまったくパっとせず、いろんな問題も指摘されてきて、支持率もダダ下がるばかり。
資金も集まらず、苦労をしていました。
バイデンは、ピートがアイオワ州にかけていたように、(黒人有権者の多い)サウスカロライナ州に賭けていたの。
そして、一番大きかったのが、サウスカロライナの投票日の直前にJim Clyburn の支持が発表されたこと。
私はこの人のことをよく知らないのだけど、現職下院議員で、キングメーカーと呼ばれている人みたい。黒人人権活動をしてきた人で、地元ではとても信頼されているようです。
なんと、投票者の48%が「Jim Clyburn の支持表明が、Bidenへの投票の決め手となった」って答えているんだって。
そして、サウスカロライナ州でバイデンが圧勝したことで、バイデンブーム到来。
いままで、どの候補にもあったブームだけど、このバイデンブームは民主党エスタブリッシュメントが全力で肩入れしたことでゲームチェンジャーとなりました。

ピート、エイミー、そしてベトオルークが次々と支持を表明。オバマさんも動き、ライス元国務長官も支持を表明。
中道派が一気にまとまり、メディアは「バイデン勝利」の雰囲気を、これでもか!と盛り上げた(今も続いています)。

そして、そしての今日。というのが流れかな。

スーパーチューズデイや、エスタブリッシュメントの肩入れがなければ、他の候補と同じように、一時期のブームで終わったはず。
でも、タイミングが最高だったし、大きなバックがついて、今後はもうお金の心配もなくなった。
ブルームバーグ、ウォーレンが降りるか、続けるか。
3月15日のディベートで、バーニーが盛り返せるか、

などが注目されると思います。
これまで指摘されてきたバイデンの問題点を、みんな今はすっかり忘れちゃってるみたいだけど、また思い出すのか!?
それとも、トランプに指摘されるまでなかったことにしちゃうのか?
今のメディアでは、もうバーニーは終わったかのような扱い。でもまだ終わったわけじゃない!
バーニー、がんばれー!

Mami「おぉー、なんてわかりやすい!!!なるほど、なるほど。
そういう勢いの変遷あっての今ね。民主党あげてのバイデンさんかぁ。しかも大物たちも支持かぁ。ふぅ。相手はトランプだからねっー。それに勝てる人じゃないと、あとまた4年だよーっっ。ふぅ。」

「ところで、撤退した人が獲得した代議員数は、支持した候補者に追加されるの?」

撤退した候補が獲得した代議員について。
全部を書くといろんなケースによって細かく決まっているんだけど、大まかにいうと、7月の民主党全国委員会の第一回投票で、撤退した候補の代議員は好きな候補(普通に考えればピートやエイミーが希望する候補)に投票できるそうです。

州によってはもう少し拘束の強いところもあるようなのですが、上に書いたように、従わなくても罰則はないので、結局は支援する候補誰にでも投票できる仕組みみたい。

第二回投票は、もとから自由なので、問題なしです。

Mami「ありがとう!そんな仕組みなんだー」

「各州で勝ったら、その全部の代議員数を獲得するのではなくて、獲得した投票の割合で分け合うの?例えばカルフォルニアでバーニーさんが勝っても、全部の代議員数はもらえないのよね?」

そうそう。
15%以下だった人は足切りになって、後の人で分けるんだと思います。
共和党との本戦では、ほとんどの州で総取り制です。

Mami「そうかぁ。ならばバーニーさんがカルフォルニアで勝っても、投票数で競っていたら、逆転はないのね。。そして、大統領選の本番は、勝ったら総取りなのかー。ならば、大きな州で勝つことが重要なわけね。

うん。でも、スウィングステイツで勝つことが大事!
ミシガン、ペンシルバニア、ウィスコンシン、フロリダが特に注目州よ

Mami「わかった!ありがとう!」

続く、、、

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