見出し画像

身の回りにGReeeeNはありますか?

観葉植物が心を豊かにする。

皆さんの働いている環境はどのような空間か。
真っ白な蛍光灯に照らされ、いかにも歴史を感じるような棚があり、段ボールがそこら中に転がっている空間だろうか。

画像2


それとも流行りの間接照明がふんだんに使用された、おしゃれなカフェのような空間だろうか。

画像3

今日はひとつだけ提案をしたい。

「身の回りに緑を増やしてはいかがだろうか。」

デスクの上でちょこんと座る小さいサボテンでも良い。
はたまたオフィスの大黒柱のような存在感を放つポトスでも良いだろう。

なぜ緑なのか?


平成17年に国土交通省主体のもとこんな研究が発表された。
「都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について」という研究だ。

調査場所は六本木ヒルズ周辺で行われた。
結果は、緑視率が高い場所ほど、「安らぎのある」「爽やかな」「潤いのある」と感じる人の割合が高いということが判明した。

本研究の緑視率というのは、日常生活の実感として捉えられる緑の量として、特定方法で撮影した写真の中に占める緑の割合のことを指している。

簡単にいうと(緑の面積)/(撮影範囲)である。

緑視率が25%以上の空間はよりその効果が実感できるとのことだ。

では一体オフィスはどれくらいで効果が出るのか。

豊橋技術科学大学の松本博名誉教授の発表によると、オフィス内の緑視率が高すぎる場合はむしろ生産性や空間への満足度が低下してしまうとのことだ。
オフィス内での最適な緑視率は10〜15%であることが導き出された。

そこで私は「15%にいかないまでも、少量の緑でも少なからず恩恵を与えてくれる。」と仮説を立て、実際にオフィスに置く前に自宅に置いてみることにした。

今回は室内でも育てやすいと評判のモンステラを選んだ。
青々とした一枚一枚の葉が大きく、ハワイのケルトのデザインにもなるようなトロピカルな気分を感じさせてくれる植物だ。

画像1

買った当初は9枚の葉だったのが、今や16枚まで成長した。

実際に置いて感じたメリット・デメリット

実際に観葉植物を置いたことで感じたメリットはこれだけある。
・空気を良くしてくれる(ように感じる)
・潤い感や安らぎをもたらしてくれる
・お洒落な空間になる(と信じている)
・友人へのプレゼントの候補が増える

逆にデメリットはどんなものがあるのか。
・少し部屋が狭くなる
・お世話の手間がかかる(華金の朝に水やりをするが、忘れがち)

学生の頃、植物なんて一切興味がなかった。
小学生の時にアサガオを育てて以来、植物とは無縁の人生を過ごしていた。

今回、植物と向き合うきっかけをもらったことに感謝している。

デメリットの項目でお世話の手間がかかると書いたが、これは人によってはデメリットではないかもしれない。

植物は定期的に水をあげ、大切に育てないと生きていくことができない。

だからこそ植物はモノや人を大切にするマインドを醸成してくれる。

ある意味植物が私たち人間を育てているのかもしれない。

オフィスに限らず、自身の生活する空間に緑を導入してみて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?