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ブリッジするからくぐってみて。と、いっしょにごはん行かない?が同義であるかどうかはまたいつか。

仕事中、
なんとかせねばならぬ調べ物があって
ググるを繰り返していたら、ふと古い記憶がよぎった。

誰かがブリッジをしてる下を「くぐる」。
子どもの頃、
そんなふうな遊びを特に意味もなくやったこと。
自分より大きな子がくぐるときに
むりむりむりむりー!となるあの感じ。

起き上がることもできないから
そのまますべて諦めて
下をくぐる子の背中に背中で乗っかって
笑い転げるかんじ。

なんか無性にあれをやりたいなぁ。

そんな 気持ちになった。

ちょっとくぐってみて!
言いたい。

ググってみて、じゃなくて
くぐってみて、って言いたい。

いま、ブリッジ…できそうにないけど。

ググる。からの、くぐる。

よくある思考の現実逃避みたいなことで
言葉遊びから本編と全く関係ない世界へ行って、まぁまぁ長めにさんぽをしてから、ひとりクスッとする。

クスッとするまでは、どちらかというと難しい顔もしくはクールな顔をキープしているし、
クスッとだってすごく微妙にしてるから
ちょっとの舌打ちやため息なんかでごまかせば
「ああ、いま声かけない方がいいな」な人を装えるだろう。

でも、大人だから舌打ちやため息なんてせずに
クスッの後には
ぬぁーーーーー、的な
誰も責めることがないような声を出しながら
ただちょっと背中を反らせて大きめの伸びをして、疲れを振り払うそぶりをした。

「お疲れぃ」なんて声をいただいたので
ちょっとあそこのあれ食べたい季節っすねとスイーツの話などをしてみる。

、、、誰にも気づかれていない。

背中を反らせて大きめの伸びをしながら
はたして、いまの自分が、
ブリッジをできる体であるのかどうかを確認したことなど、誰にも気づかれていない。

もちろん
ブリッジするからくぐってみてもらえます?
なんてことは言わない。
その場にいる人間で背中合わせで笑い転げたい相手はいない。

すべてを諦めて
背中に背中で乗っかって笑い転げる

、、、しあわせな風景だな。

ちょっと想像して、
またクスッとしてしまったので
「どれにしようかって想像だけでにやけた」と再びスイーツの話をしてごまかした。

今夜はお風呂に入ったら
ブリッジできるかどうか
ちょっとだけやってみようという気持ちと
週半ばにして
致命傷を負うのではないかという気持ちで揺れている。

もし、できたなら、
背中に背中で乗っかって笑い転げる、も
夢ではないななんてことを考えて
またちょっとクスッとする。

なんかこれ、
2人だけでごはん行くくらい、
いっしょに「おいしいね」って分かち合うくらい、しあわせな風景かもしれない。

どっちが難易度高いのか
どっちが幸福度高いのか。
とりあえず、ブリッジできるかどうか次第かな。

そういう問題でないですね。きっと。






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