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税理士試験/理論マスターと理論サブノートでの理論暗記について思うこと

税理士試験受験生のみなさん、こんにちは。税理士兼不動産鑑定士試験合格者の井上幹康です。

税理士試験の税法科目の理論暗記用教材としては、TACでは理論マスター、大原では理論サブノートが配布されます(市販もされています)。

私自身は、法人は大原、消費はTAC、事業税は大原とTACという具合にどちらの専門学校も経験しています。ちなみに、受験はしていませんが、所得と相続はTAC年内完結コースで勉強しました。

あくまでも私の感想ですが、理論マスターは条文に近いイメージ、理論サブノートは条文を少し崩したり省略したりして暗記分量を減らし、キーワードや算式で補う箇所も多いイメージです。もちろん、理論マスターも条文を崩したり、省略したりする部分はありますが崩したり、省略したりする程度が理論サブノートよりも少ない印象です。

税理士試験が単なる暗記ゲームであれば、理論マスターであれ、理論サブノートであれどちらかをパーフェクトに暗記するだけでいいと思いますが、個人的にそれはあまりおすすめしません。

税理士試験は税理士となる資質を有するか見られる試験であると私は受験生時代自分に言い聞かせて、理論マスターや理論サブノートである程度覚えた後に必ず条文(原文)を確認してました。

すると、理論マスターや理論サブノートが条文のどこをどうカットしてるかわかります。そういった生の条文を確認したあとにまた理論マスターや理論サブノートに戻るとベース(条文)をわかった上で暗記できるので、暗記がはかどります。

理論マスター、理論サブノートどっちでもいいけど、本質というか原点(生の条文)を見失わないようにすることが大切だと思います。

はじめのうちは理論マスターや理論サブノートで勉強してる部分の条文を見る程度でもいいんです。実際の条文の構造が複雑で全然読めない箇所もあると思いますが、それはそれで暗記する上では役に立つと思います。ああ、この理論は条文が複雑なやつだなーとか思いながら暗記するだけで頭に残りやすくなります。

なによりも条文の読めない税理士にならないためにも条文を確認するクセは仕事だけでなく、試験勉強にも取り入れた方がよいと思っています。

はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。