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不動産鑑定士短答試験のこり3週間の勉強どうするか

不動産鑑定士短答受験生のみなさん、こんにちは。

税理士兼不動産鑑定士合格者の井上幹康です。

今回は、きたる令和2年7月26日(日)まであと約3週間となり、のこりの期間でどんな勉強をするかについて書いてみようと思います。

ただ、のこりの期間での勉強とは言っても現時点でのレベルによりやることは違ってくるでしょう。

あまり思うように勉強が進んでおらず、過去問を解いてみてもなかなか合格ライン(確か7割程度)にいかない方は、問題を解くというアウトプット以前に基本的知識のインプットが不足していることが多いでしょうから、例えば、平日はインプット中心で土日に過去問を解くという勉強になるかと思います。なにより大事なのは、今年合格できなそうでもここであきらめてしまうとまた来年絶対頑張れないので、のこり3週間精一杯もがきましょう。それがきっと来年につながっていくはずです。

そして、合格ラインに到達している方はどうするかですが、こちらは今年の論文試験の合格も視野に入れているかどうかで少し変わってくるかと思います。

今年短答だけでなく論文試験の合格も目指している方は、短答だけの科目である行政法規を忘れない程度に復習し、残りの勉強時間を極力論文試験の勉強に充てるような勉強になるかなと思います。行政法規に相当自信のある方以外は、行政法規の勉強を続けておいた方が良いと思います。論文模試で成績上位の方でも行政法規に足元をすくわれたという方もいるくらいです。短答合格あっての論文試験なので、行政法規の勉強は継続することをおすすめします。

なお、今年は短答のみ合格目標で論文試験は来年以降合格をねらう方は、現時点で合格ラインに到達していても。のこり3週間は迷うことなく短答の勉強オンリーでよいでしょう。短答の勉強オンリーとは言っても、やはり行政法規の勉強がやや比重高めになるかなと思います。直近の過去問の平均点等をみても行政法規の方が鑑定理論よりも低く、難易度が高いのがうかがわれます。出題範囲に含まれる法規の数が多いのが難点ですが、まだ手付かずの法規があるなら、のこり3週間で少し手を広げてインプットするのもありでしょうし、既にインプットした法規について問題演習を繰り返して精度を上げるのもアリでしょう。ちなみに、私は、この時点でインプットしていない新しい法規に手を広げることをやめてインプット済みの法規の過去問演習ばかりやってました。結果的に合格できましたが、今思えば、もう少し手を広げて新しい法規をインプットしておいた方が良かったかなと少し反省しています。

コロナの影響で試験延期があり勉強時間が増えた方も、逆に思うように勉強時間が取れなかった方もいるかと思いますが、泣いても笑っても残り3週間しかないので、最後悔いのないようにがんばってください。

なお、来年短答試験を受ける予定の方は、以下有料記事ですが、ご参考になれば幸いです。


はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。