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男性の足と礼装用の靴

多治見市のOさんは痛風の持病があります。いままではお出かけやあらたまった席での参列にはどうにか革靴を履いておられました。ところが、外反母趾を発症してからというもの痛くて履くことができません。これからいろいろな行事で履く機会が多くなるので、相談に来られました。

意外に多い男性の足の悩み

三喜屋へ足や靴で相談に来店されるお客様のうち男性は2割ほどおられます。そのほとんどが奥様やご家族からのご紹介です。足幅が広かったり甲が高くて靴がキツイ・靴ずれができる・うおのめやタコが痛いなど、悩みも様々です。Oさんのように外反母趾を抱えておられる方も少なくありません。お仕事で革靴を常用されていると「靴の履き心地はきついけれどこんなもの。そのうち慣れる」と思われている方がけっこうおられるようですね。靴が痛いのは足に合っていないという身体からのサインです。痛みを我慢(痛くないようにかばって歩く)していると足以外の部分に影響が出やすくなるので、気をつけたいものです。

革靴と運動靴の履き心地の違い

ウォーキングなど運動を主体とした靴と礼装用やスーツ着用時に履く革靴は見栄のほかに大きな違いがいくつかあります。おもなものとして①靴底材②甲素材などが挙げられます。
①靴底材:クッション性、底の「返り」等を考慮してゴム・ウレタンまたは革等用途に合わせて使い分けられています。
②甲素材:運動靴には化学繊維でメッシュ仕上げにし伸縮性を出したものが多くみられます。革靴は主に牛革仕立てで高級感・あらたまった印象を演出しています。
色々な素材を使い分けているので、足に合っていても革靴と運動靴の履き心地には違いがあるわけですね。

セミオーダーで自分の足に合った革靴作り

とはいえ、既製品で探すとなかなか足に合った革靴が見つからないという方のためにセミオーダーで作るという方法があります。足のサイズのほかに甲の厚みや指のつけ根の張り出し等特徴に合わせて木型(靴を作る土台)に調整を加えてから靴を作ります。Oさんもこの方法でお作りして履いてみて頂きました。「これはラクですねぇ。親指の圧迫感が全然なくて足がスッポリ包まれている感じです。」とこんな感想を頂きました。「近々息子の結婚式があるんです。これから挙式や色々な行事で参列する機会が増えるので、安心して出かけられそうです」と嬉しそうにお話しして下さいました。足の痛みに煩わされることなく息子さんたちの新しい門出を祝ってあげてくださいネ

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