「祝!3/19ココナラ上場」に触発されて個人的なことを話す

3月19日 ココナラ社が東証マザーズ市場に上場しました。
関係者の皆様本当におめでとうございます。

やー、南さんのブログにグッときましたよ。


 なんと初日は公開価格1,200円の2倍以上の2,599円(時価総額558億円)という前評判に違わぬ大物スタートアップとしてデビュー。流石です!

■私とココナラの関係

 私とココナラの関係は、前職でVCやっていた時に自分が投資担当者として投資実行させていただいた間柄です。
 創業者で会長の南章行さんとは、10年くらい前に出会いその時あまりにもエネルギッシュでパワフルな人だなという印象で、その後、年に数回くらい会うたびに、立ち上げた事業が毎回(苦労や挫折はあったんだろうけど)事業進捗してて純粋にすごいなー。この人といつか一緒にしたいなー。と思ってたんですよね。

 そうしたら、自分が転職してベンチャーキャピタルなる仕事を始めるようになったので、なんとか社内を通して出資させてもらったという経緯があります。
 この会社に出資させて貰って勉強になったのは、いい会社というのは、KPIの設計が緻密で、その定量的データ分析から打ち手が手を変え品を変え出てくるんだな。というのを学ばせていただきました。いわゆるトヨタで言うところの「見える化」⇒「言える化」⇒「直せる化」ってやつです。

 まぁ、ココナラの凄さとか、経営陣である南さん、鈴木さん、新明さん、中川さんやその他のメンバーがどれくらい優秀なのかはいろんな記事で紹介されているので今日は個人的な事を2つ言いたくて書き留めます。


■個人的なこと① ~やっぱりIPOっていいなぁ~

 たまたまtwitterでココナラの記事検索しようとしたらこんなの発見しました。

 そう、上場って本当に素晴らしいイベントなんです。皆さん、社会人になって仕事上で分かりやすく節目となるイベントってありましたか?

 学生時代は大学受験であったり、高校最後の大会や発表会とか人生において今後を左右するような大試合イベントがあるのですが、社会人になるとそういった節目のイベントが無く淡々と過ぎていく。自分で棚卸しないとあっという間に年が経つ。そんな中で、誰からもわかりやすく認めてもらえる。おめでとう。と言われるイベントがIPOなんじゃないかなと思ってます。

 かく言う私も、2001年に新卒で入った会社が2年半で東証マザーズに上場しました。(どうでもいいけど、会社設立4期目で上場というのは当時の最速上場記録だそうです。)
⇓その後、東証1部にも最速で鞍替えしました。


 自分、就職氷河期世代でITバブル崩壊(2000年春)の時に就職活動を開始したので、結構苦労しまして、大手企業全滅でベンチャーの中でなんとかその会社に拾ってもらったのですが、大学の友人からは「なに、その会社?あぁベンチャーね(←ひと括りかよ!)」とか、親や親戚一同も「知らない会社だけど頑張ってね」とかいう感じ。
 悔しいという感情もないけどいい思いはしない。見返したいという気持ちが芽生える。もうね、この曲の出だしの歌詞と全く感じww



 入社後は残業160時間くらいぶっ通しで働いた。死ぬほど仕事してたけど面白かった。なぜなら、業績が毎月毎月伸びていたから、頑張れば頑張るほど成果が見えるから

 そして、東証マザーズ上場。
大学の友人からは「テレビCM見たよ、幹也はブロードバンドの会社行くって言ってたもんね。頑張っているよね」と言われ、親戚のおじさんは「幹也君はいつも人の違う道を進んで凄いねぇ」とか言いだして、まさにTHE手のひら返し! 
 手のひら返しの痛快感も良かったけど、なにより嬉しかったのがなんか「認められた感」があったんですよね。自分たちがやっている事や、自分が働いている会社が、社会から認められるみたいな。そして上場記念パーティでは、経営陣が創業時からのストーリーを話し、社員からすすり泣く声が聞こえる。みたいな。
 IPOってこんな感動が待っているんですよね。

 僕が感じたこの感動を、今回の上場でココナラに勤める多くの人が感じてくれたと思うと凄い胸が熱くなります。
皆さん、本当におめでとうございます。

■個人的なこと② ~VCとしてリターン出せました~

 前職、環境エネルギー投資時代にVCとして4年間で13社、累計で約20億円投資させていただきましたが、これでIPO3社となり、投資額を実回収額が超えていわゆる俺キャリーが出せた記念すべき日になりました。

 前職辞める時、結構急に辞めたので(これは都庁の採用方法が余りにも民間の実態を無視jkldbjd、いや知らなかったのでw、無茶なペースだったので私は不可抗力なんですが)それでも、関係各位にご迷惑をおかけしたことを気にしてました。特に前職である環境エネルギー投資の皆さんには本当に申し訳ないなぁ。できれば結果出したうえで辞めたかったなぁ、というのが男子の美学としてあったんですよね。

 なので今回、投資を認めていただいた額以上の実現利益を会社に残せたというのは、給料もらった分のリターンは出せて、あーほっとしたという感覚。
 当時、MBA持ってない、財務諸表読めない、会社法知らない、経営者の伴奏するにも経営経験なんてない野良犬みたいな自分を拾ってくれた河村社長以下メンバーの皆さんに少しでも恩返しができたんではなかろうか。というのが本当に嬉しい。あと、たった4年だけどVCとして最低限のトラックレコードを果たせたというのが嬉しい。

 今後はそれ以外に投資させていただいた会社が更にアップサイドをたたき出してくれるという超絶期待感しか持ってません。

 最後に、投資させていただいた13社それぞれに真剣に検討し投資し、そして愛している銘柄なので、皆さんの今後のご活躍を引き続き超・祈念しております!!(上場した後だって、もちろん気にして追っかけてるよー)



※写真は、2019年7周年記念パーティに息子と一緒に参加した時のやつ

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