見出し画像

「スピードというクオリティ」は確かにあるなと感じたエピソード

「スピードというクオリティ」は確かにあるなと感じたエピソードを紹介します。


2つのLINEグループ

こどもが通う中学校の関係で2つのLINEグループに入っているのですが、ひとつは全員参加のもの、もうひとつは父親が有志で参加するイベントの参加者で構成されるものです。この2つのグループの違いが今回の記事を書くきっかけになりました。偶然にも私が関わっている2つのLINEグループで、同じタイミングに似たようなことが起こり、それぞれの反応が如実に違ったという話です。

1 全員参加のLINEグループで起きたこと

あるお母さんからのおたずね

まずは全員参加のLINEグループで起きたことから話していきたいと思います。

全員参加のLINEグループが立ち上がったのは最近の話なのですが、自己紹介も兼ねたやりとりが一段落した頃、一人のお母さんから「ロッカーのカギを入れたケースが無くなったのですが、誰かの荷物に紛れていませんか?」というメッセージが届きました。ロッカーが開かないとなるとめっちゃ困りますよね。私がこのメッセージを見たのは金曜日の午後9時前。学校から帰ってきて、さあ勉強しようとなったときにはたと気づいたのかなと思われます。

私は仕事帰りでそのメッセージに気づき、気になったのでメッセージをスクショして家族に送り、「ひょっとして紛れてカバンに入ってたりしてない?」と聞いたのですが、返事は返ってきませんでした。まあこれはよくあることなのであまり気にはならず、家に帰ってから尋ねてはみましたが間違って持って帰ってはいなかったとのことでした。「自分は該当していない」ということで返事をしなかったということですね。

LINEグループで発信するときに感じていること

私はOB会の幹事等をしているのでLINEグループで発信することも多いのですが、こういった発信をしたときに返事が返ってくることって本当に少ないんですよね。私が帰宅したのは午後10時頃でしたが、そのときに再度LINEを見ても誰からもメッセージが入っていませんでした。こういうとき発信した側は「こちらの送ったメッセージ、ちゃんと読まれてるのかな?」という心理になります。せめてリアクションボタンくらい押したらいいのに、それすら一人。

やむにやまれず私からメッセージを送信

これは発信されたお母さんも気を落とされるだろうなと思ったので、妻に「『うちには無かったよ』って入れてあげたら?」と提案したのですが、「そんなことしたらみんなからのメッセージだらけになるし、それをみんながし始めたら逆に私が読む暇をなくすからやめておく」という返事が返ってきました。こういう人って多いんでしょうね。でも私は同じ発信者側としての心理がよくわかるので、私からメッセージを送ることにしました。「うちにはありませんでした。早く見つかるといいですね。」という趣旨のメッセージです。こういうレスポンスがあると、発信者側も「ああきちんと読んでくれているな」と安心できる(というか私のときもそういうレスポンスがほしい)ので、やっぱり送って正解だと思いました。

私の後にリアクションした人の数は、、、

ちなみにおたずねメッセージが届いてから12時間以上経過した時点で、私の後にメッセージを発出した人が何人いたと思います?驚くべきことに「0人」。これってあまりにもひどいんじゃないかと私は思っています。「まだそんなに親しくなっていないから」と妻は言うのですが、あったか無かったか報告くらいしてもいいんじゃないの?って思いました。

2 父親有志のLINEグループで起きたこと

息子からの相談をLINEグループに投げてみた

金曜日の夕方にうちの子が「学校で明日小テストがあるんやけど、小テストの範囲は学校を休んだときの分やから対応でけへん(汗)」と困っていました。クラスメート何人かにテスト範囲を教えてもらうようLINEを送ったようですが、そもそも学校がスマホの使用に否定的なこともあり、生徒さんも中1でLINEをガンガン使っているということは無く、反応が思わしくなかったようです。

答えが返ってくるまでに要した時間は、、、!

そこで私が気を利かせ、父親グループのLINEにメッセージを送りました。「〇〇の小テストが明日あるのですが、ナンバー〇〇のプリント(解法入り)の写真を送ってくれませんか?」と書いたところ、お願いしたものがメッセージとして届くまでの時間がすごかったです。結論をいうと所要時間わずか3分。すごくないですか!?送ってくださったのは隣のクラスの子のお父さん。いわゆるステータスの高いお仕事をされていらっしゃいます。さすが。

そして送ってくれたプリントのクオリティがめちゃめちゃすごかったです!国立大学の2次試験後に新聞で模範解答が掲載されますが、まさにそれを見ているような出来のプリントが映っていました。こんなん内容を見るまでもなく「よくできてる!」ってわかるやつです。ちなみにその子は同じクラブの子だと息子は言っていました。

何が違うんだろう

この違いって何なんでしょうね。そもそも有志で参加しているLINEグループなので、もともとやる気のあるお父さんが多いということもありますが、やっぱり社会でそれなりのお仕事をされている方ということもあり、クライアントの気持ちがわかるというか、「スピードはクオリティ」ということを心底わかっていらっしゃる方が集まっているのだと思います。さらにメッセージが送られてきて「教科書の〇ページが該当部分だそうです」という補足までいただきました。これは「プリントに書き込んだ内容が間違っている可能性もあるから、教科書も確認しておいてくださいね」という言外のメッセージですよね。こういった心配り、ただただ感動です。

私もいただいたメッセージにさっそくお礼のメッセージを書き、「すぐに息子に勉強させます」と書き込ませていただくと同時に、次の日にきちんと友達にお礼を言うように指導しておきました。ちなみに助けてくれた生徒さんとは同じクラブだそうです。いい仲間に恵まれたね。

「スピードこそクオリティ」私も見習わないといけません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?