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土を耕したら最強(少し長い独り言)

 一つの家族が分離して片方は狩猟民族、片方は農耕民族となったノンフィクションを今読んでいる。

 食べ物は湧いて出てこない。
 自分で育てるか、育ったものを手で得るしかない。
 私は農耕民族派である。

農耕民族のメリット
・食料の安定した供給を望める
・定住した生活をおくれる
・定住生活による文化や技術の発展
農耕民族のデメリット
・自然災害の影響を大きく受ける
・統治者と統治される側:社会階層の形成
・人口の増加による病気の伝播

狩猟民族のメリット
・食料資源が乏しくなった地域から迅速に移動することができる。
・財産の蓄積が少ないため階級さが生まれににくい。
・狩猟や採取活動が多いため身体的活動が多く、食事が多様であるため健康的。
狩猟民族のデメリット
・食料供給が不安定である。
・大規模な人口増加が難しい。
・食料確保に時間を取られ、他の活動に割ける時間が限られてくる。
・よって社会の文化や技術の発展が制約されることがしばしある。

 この本の中の狩猟民族は、農耕民族が自分達から受け継ぎの土地を奪ったが故に自分達は狩猟民族なんてさせられてんだぜ、という先祖の言い伝えを信じていた。実際は狩猟民族の先祖が農耕民族の先祖を殺そうとしたため、農耕民族が家族を連れて去って行った土地で栄えただけなのだが。憎しみがすぎて嘘も誇大表現という衣をまとっている。

その後、狩猟民族は食べ物の供給が十分にない時期があり、飢餓など辛い時期もあったようだ。その苦しみを農耕民族への恨みへと変化させているのがなんとも理不尽に私は思う。

 そこまでするなら自分デ土ヲ耕セヨ!

 かなりの頻度で農耕民族を襲って食べ物や農耕民族が一所懸命働いて取り出した貴金属などを強奪しているようだった。先祖の言い伝えを信じきって自分達でも穀物を育てようとしないその姿勢にいかがなものかなと思う。豊かな土地だけしか土を耕せないわけではないだろう。 

 農耕民族もやられっぱなしではなく、狩猟民族が食べ物を求めて襲ってくることがわかっていたので、対策として鋼などあらがねを取り出して剣などの武器を用意して日々守る準備をしていた。

 現代においても有事には農家や家庭菜園が強いという印象がある。
 食べ物は勝手にわいて出てこないのだ。
 現代の私たちは買い物という名の狩猟をしている。

ちょっとずつ食物を自分で育て始めてみてはいかがだろうか。

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