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海獣の子供

今さらな話なんだけど、今日
【海獣の子供】を観ました

実はずいぶん前にApple musicのオススメで『海の幽霊』があがってまして、ちょっと聴いてみたら何だかいいなぁと思ってダウンロードしました
tetsuという人の曲でした
何の疑いもせず聴いていて、「ちょっと変わってるなぁ、やや素人っぽく感じるけど、妙に残るなぁ、それにしてもキーが高くファルセット多めの曲だなぁ」なんて思っていたのだけど、やっぱり好きで、きっとついつい聴いていたんだと思う
すると、自分のお気に入りのリストみたいなのに入って、となるとまたより聴くことになるという感じでどんどん聴く回数が増えていたんだと思います

そしてふと、このtetsuって人は何者で他にどんな曲歌ってるんだろう?と疑問に思い、調べてみたら
あれれ?これって米津さんの曲だったのか、と知ったわけです
で、米津バージョンも聴いたのだけど、車の中や家で流す時はオリジナルよりtetsuさんの方が聴きやすいなと思ったりしました、ホント失礼よね

ファンの方には申し訳ないんだけど、米津さんの曲って代表的なのしか聴いてなかったのです、けど音楽的実力は認めていました、もちろん

そんなある日、またいつものようにプレイリストにあるこの『海の幽霊』を聴いたことでちょっとYouTubeとか調べてみようかな?とふと思ったわけです
そしたら『かてぃんさん』のピアノバージョンがあって、それはそれはとっても良かったのです

「あぁ凄いなあ、本当に海の音みたいだ」と感じて、何だか興奮して、やっぱりつくづくいい曲なんだな、なんて思って、、

それで歌詞も聴き込んでいなかったし、意味の分からないこの曲についてさらに調べてみたらアニメ化されている作品の曲だったことをついこの間初めて知ったのでした

そして、Netflixにて配信されていることを知り今日やっと観たわけです

アニメって私ほとんど観なくて、一番最近ので何だろ?
「君の名は」とか?笑
漫画もほぼ読まないし、アニメ好きでもないのにこの曲がきっかけでこの【海獣の子供】を観たいな、と思うっていうのはかなり珍しい展開(これほど時間をかけて気になる曲として熟成されていったことがね)

で、このアニメーション映像が素晴らしい

監督やアニメーターのこだわりが凄いんだな、なんて思ったけれど、原作のタッチが既にこの緻密さでした

海と陸、宇宙、何だかとっても不思議な感覚で捉えることができたし、解釈するというより感じるという方が相応しいような気がしました

いたって現実的な私ではあるけれど、そもそも宇宙やその果てのことを考えると気が変になりそうで、目の前のことだけを考えがち

でも、「この地球の、この宇宙の神秘について感じることができれば大抵のことは取るに足らないこと」

壮大な物語を受けとったようで余韻がありました

まぁ、声優に関しては芦田愛菜ちゃんやウィン君はいいとして、ちょっとな、と思ってしまう方もいたけども

うん、でも良かったな、スクリーンで観たかったとも思ったけど、我が家のTVも大きくなったし、十分楽しめました

エンディングの「海の幽霊」も良いけれど、かてぃんさんのピアノバージョンが劇中サントラとして使われていたら鳥肌立ってのけぞったかもしれないな

分かったようななにも分からないような、ちょっと切なさが残るこんな感覚になる映画、好きです

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