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旧玉川上水緑道問題

家の近所に旧玉川上水の緑道がある。
桜の季節は結構な賑わいになり、僕もよく犬の散歩をする。
今年の春頃にその緑道の木を伐採するという話を初めて聞いてちょっとした住民運動というか、新聞にも載るような騒動になった。
どうやら渋谷区は民間を誘致して緑道を公園として商業利用しようとしているのではないか、樹木伐採はそのためという話が近隣住民の間を駆け巡る。

それに関係して町内会の方、区議の方と打ち合わせをして渋谷区の長谷部区長との面会に参加することになった。
当然、タイミング的に長谷部氏の博報堂時代の上司であった副区長の暴言による辞任、ハロウィン、ジェンダーレストイレの不具合、神南小裏のマンション建て替えにまつわる便宜など、区長、区政のいろいろな噂がいろいろな人から入ってくる。

面会を前に緑道問題の経緯をわかりやすくまとめたものをTwitterに投稿したところ延べ1000万以上の今まで経験したことのないような拡散、いわゆるバズり方をした。

大きな関心や共感、賛同、連帯のレスを頂いたが、当然中には長谷部区長対する根拠のない中傷や「利権ガー」「金ガー」的なものも少なくない。「樹木の伐採は人々をコントロールする5G電波を通しやすくるため」という人まで出る始末。やれやれです。

ともあれ、今回のことでいろいろな区議の方とお会いした。
皆さんそれぞれの考えとそれぞれの「方向」を向いて仕事をされている。
区長も含めて横柄な印象を与える方は1人もいなかった。
というのも渋谷区議の最低当選票数は1227票で次点落選者との差は僅か11票。
つまり「1票の重さ」は国政などに比べて格段に重い。
前回の選挙で有権者数185,918に対し、投票者数78,740、投票しなかった人は実に10万人以上。
その10万人の中でそれでわずか12票入れてくれたら当選したのにってすごい話だと思う。
でも結局「誰に入れたらいいかわからない」「だから選挙に行かない」
「ジャズには興味あるけど何聴いたらいいのかわかんない」「だからジャズ聴かない」みたいなものか。
我々は各議員がどちらを向い働いているのかを普段からよく見ておくべきだと痛感。

そして今回の面会で学んだことは、

区議は僅か10数票で当落が左右されるので有権者の声が届きやすい。

区議さんはご近所さんの昔からの知り合いだったりするので少しのステップで区長との面会に到達。

議員同士の議会と有権者との対話では防御ラインが異なるので思いがけない言葉を引き出せることも。

対話の場は糾弾の場ではない。

ちょっと疲れました。

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