見出し画像

2週間に1回は社外の人に会って感じた、ホテル業界に横の繋がりは必要か問題

昨日は『KéFU stay&lounge』という京都の西陣に新しくオープンするゲストハウスの試泊(オープン前にご招待いただき、宿泊させていただくこと)に参加させていただきました。

Twitterで情報発信をしていると、認知してくださる方も増えていき、ありがたいことに様々な方と時間をともにすることができました。スケジュールを入れているカレンダーを振り返ってみると大体2週間に1回は業界内外(主に同じ宿泊業界)の方とお会いしていたことに。昨日の試泊も元はといえばそういった繋がりから生まれたことです。

ホテル業界に横の繋がりは必要か?答えはYes!
ではなぜ「Yes!」なのか?今までの経験から感じたことを書いていきたいと思います。

宿泊業界の方のホスピタリティ精神はすごい

今まで、広告業界、建設業界の会社で働いてきましたが社外の人と関わり合いがある人はそこまで多くありませんでした。私自身も人付き合いが得意な方ではなく(大勢の交流会とかは本当に辛い…)プライベートでご飯を食べにいくなどは社内の人ばかりでした。

なので、この業界に入り多くの人お会いする中で気づいたことがあります。それは…

「ふぁっ?みなさん優しい…連絡のやり取りでも気遣いがあるし、会って話しても自身の経験を一生懸命共有してくださる…」

これには驚きました、たまげました。いわゆる同業者であり、時には競合でもある関係なはずなのにそこに感じるのは緩やかな仲間意識。業界に入って間もない私にしてみると生の声で経験やアドバイスをいただけるのは本当にありがたいことでした。

普段、ゲストが何に悩み、それを解決することを日々仕事にしている方々ならではのホスピタリティ精神なのかなと思っています。

業務に直結する様々な情報を知ることができる

社内でも知識や経験の共有はたくさんあります。それこそ、私の働くL&Gグローバルビジネスは業界の中では多い方かもしれません。でもそれって、本当に正しいのだろうか、もっと良い方法はないのだろうか?と思うことはないでしょうか。(私はありました)

そんな時に、社外の方と話をすることで様々なことを知ることができました。昨晩も違う宿泊施設の方が「ホテル内の観葉植物の育て方」を詳しく教えてくださったり、「PMSやサイトコントローラーの使用感」を説明してくださったり…ありがてぇ…

これらの情報はインターネットで調べるだけでは中々出てこなかったり、出たとしても調べるのにすごく時間がかかります。もちろん情報の取捨選択は必要ですが、自施設に活かせること、転用可能なことはすぐ取り入れる方がいいでしょう。L&Gのようなまだまだ小さな会社こそ、そのような動き方が必要だと思っています。

みんなそれぞれ悩みや課題があることがわかる

周りを見てみると、すでに大きな結果を出している人がいたり、「え?そんなんモンスターやん?」みたいな凄い人がうじゃうじゃいます。SNSを見ていても煌々と光り輝くスーパーサイヤ人みたいな方いらっしゃるじゃないですか・・・

そんな方でも、実際にお会いして深く話してみると人間味のある悩みや、直面している課題について知ることができたりします。私はそこまでタフな人間ではないので「なんだ…!みんなそれぞれ悩みや課題がありながら頑張っているんだ!サバイブしているんだ!」と勇気付けられました。

アイデアを考える際に幅が広がる・スピードが上がる

世の中、本当にいろいろな方がいます。それぞれ今までの経験も違いますし、好きなこと・得意なことも違うでしょう。持論ですが「偏り」がその人を形作っており、私はその人の偏りを知るのが好きです。

・建物のディティールや材質にとにかくこだわりがある人
・地方に人をどう呼ぶか毎日考え続けている人
・接客がとにかく大好きで、ゲストファーストを常に考える人

などなど、本当に幅広い。

「え?そこ??」

と個人的には感じる部分を熱く、松岡修造ばりのパッションで業務に当たる人がいます。その偏愛を知るのが楽しく、同時に多くの情報に触れられます。なので、業務で何かアイデアを考える際に内容の幅とそれを出すスピードが上がりました。

アイデアは情報の組み合わせの世界です。「そういえば、昨日あの人がああ言ってたな…」と新たに得た情報を半ば強引に結びつけることで考えやすくなりました。

そんな横の繋がりを作りやすいコミュニティを現在、準備している最中です!

コロナウイルスの影響が日本のみならず、世界中に広がり続けています。宿泊施設で働く人は皆不安に感じていると思います。私自身も、もちろんそうです。

そんな時だからこそ、同じ業界でお互いの課題や問題を共有して、解決策を一緒に考え、学んでいく場が必要でないか!!!でもカチッとした堅苦しさはなく、ゆるふわかつ真剣という絶妙なバランスのコミュニティがあったらいいんじゃないか!とTHE BOLY OSAKAの大沢が考えてくださり、今、二人で準備をしています。(大沢さんについては以下の記事をご覧ください)

もし、同じように考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひイベントに参加していただきたいです!話を聞いてみると支配人クラスや上の世代の方々ではそういった勉強会のようなコミュニティがあるらしく・・・現場で働く若い世代も頑張って行こう!という内容になります。

今月中には改めて詳細をお伝えできると思います。そういえば、この活動も社外の繋がりですね・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?