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人口7,000人の地方にあるカフェが無料で採用を行なった4つの方法

宿泊施設で働きながら、新しい店舗のカフェを運営をさせていただくことになりオープンから約半年が経とうとしています。広告制作、メーカーでのマーケティング、宿泊施設でのオペレーションという経験をもとに日々運営をえっさこいさと頑張っているのですが採用に関して想定よりもうまくいったのでその方法を残しておきたいと思い、記事にしました。



飲食業回の市場としてはカフェの閉業・倒産が増えていて、今年1月に発表された帝国データバンクの調査結果によると、2023年の喫茶店(カフェ)の倒産は72件。前年の34件から2倍以上増え、過去最多を記録しました。さまざまな要因はあるものの人手不足もその中にありましたので、参考になれば嬉しいです。

前提情報

よく「地方」という言葉を目にしますが、その置かれた環境や状況は大きく違います。商圏、人口によっても打ち手が変わってくると思いますので参考情報としてお伝えいたします。

カフェは長崎県雲仙市の小浜町という場所にあります。最近、開業で話題になったジャパネットの長崎スタジアムシティのある長崎市から車で約1時間の距離にあります。島原半島という半島の中にあり、自然豊かな環境です。人口は雲仙市、その中の小浜町のそれぞれの情報を掲載しておきます。

雲仙市の人口:39,063人(R6年 9月1日現在)
小浜町の人口:7,083人(R6年 9月30日現在)

採用の成果があった4つの方法

1.店舗での張り紙

まず初めは最も古典的といいますか、プリミティブといいますか…実店舗での張り紙です。開業前に店舗の外壁に数枚、求人情報と電話番号を載せて貼りました。開業前は周辺に住む人も「ここに何ができるんだろう?」と興味を持ってくださっている状態なので注目度が高いのだと思います。この張り紙を見た近所に住む方から電話があり、最終的に採用に至りました。

2.Instagram

カフェではInstagramの運用に力を入れています。今現在はフィード投稿を週に6回、ストーリーズ投稿は毎日1回を基本としています。

毎日のように更新をして、お店の空気感や営業状況をオープンにすることで、今ではストーリーズに求人情報を出すと1~2日で複数の方からDMで応募いただけるようになりました。

3.Indeed

私が学生の頃のアルバイト求人といえばタウンワークというイメージだったのですが、今はIndeedの方が多く利用されている気がします。Indeedも無料かつすぐに求人を出せるのでオススメです。

オープン前でまだ店舗の雰囲気も分からない状態だったにもかかわらず、7名の方が応募してくださったのが印象的でした。興味深いのは、Indeedでカフェを見つけてくださった人はInstagramでも検索をしてどのようなお店かを調べることもあります。ここでもInstagramの運用が大切だと実感。

4.Timeeから直接雇用

スキマバイトのタイミーもおすすめの求人方法です。そもそも小浜でタイミーを利用して人がくるのか?と最初は思っていたのですが、求人を出すと毎回1日で応募いただけます。働いてくださった方に話を聞いてみると車で1時間の距離にあるところからわざわざ来てくださったり、その日は近くに行く日だったので・・・などいわゆる田舎と呼ばれるところでも人が来ていただけるようです。

で、最初はスキマバイトとしてタイミーとして働いていただくのですが「この方は特に素晴らしい!」と感じた方には直接雇用に切り替えていただきます。この切り替えはタイミー側も歓迎しており、全く問題ではありません。

タイミーだと応募して決定した仕事を欠勤してしまうと「当日欠勤」という形で記録に残ってしまうので小さいお子さんのいる方は大変に感じる部分もあるとのことでしたので、人によっては直接雇用を喜んでいただける場合もあります。

無料でも採用活動はできる

今回、ご紹介した4つの方法は2のInstagram以外は簡単にできる内容です。もしお店の求人に困っている場合は試してみてください。もちろんInstagramを重点的に運用、更新していくことは様々なメリットがあります。

新聞で取り上げていただいたり、テレビでもご紹介いただけるなどして多くの方に知っていただく機会に繋がりました。そういったことの積み重ねが採用にも影響してきますので、手間はかかりますが実施する価値があることは熱弁できます。

運用の仕方が分からない!という場合はぜひご相談ください。

メールアドレス: mikito0124@gmail.com


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