MIKITO式催眠術【催眠術】

なんか厨二病爆発なタイトルになってしまいましたね(笑)

ちなみに途中から有料です。でも無料分でもわりと読めます。

そんなわけで、リクエストがあったので、僕なりの催眠術の理論的なものを書いていきたいと思います。

ただ、思いついたことをどんどん書いていく感じです。

いつもは動画をとって、それを解説するという形でやっていますが、今回は文章のみ。

いつも通り、まとまってなくても怒らないでください(笑)


さて、最近の催眠業界では「忖度」というものが話題になっています。

催眠術にかかってないけど、この空気はかかったフリをしなきゃダメだよなぁ…

こんな感じの状態のことですね。

たしかにかかったはフリをされるというのは、術師にとっては屈辱的なものです。

とくにこれはショーで催眠術をしている人に強く当てはまります。

いや、ほんとにね。

かかったフリをしてくれた人が、ずっと心の奥に閉まってくれてたらまだいいんですけどね。絶対他の人に言っちゃうじゃないですか。

もうね、それを後で知ったときの恥ずかしさと言ったら。。。

それ以外にも、その当事者の人が「あー、やっぱり催眠術って嘘なんだな」という考えになってしまうのがもっとダメなわけです。

そんなわけで、「かかったフリは良くない!」ってなるわけです。


さて、そんな催眠業界のお話の後で言うのもなんですが。

僕は催眠術にかかったフリはアリだと思っています。

もちろん、忖度はダメですよ。

そうではなくて、術師の方から「フリをしても良い」と促すのは問題ないと思うんです。

催眠術にかかった事がない人は、それがいったいどんな状態なのかわかりません。

それが不安につながり、スムーズな催眠に繋がらないこともあると思うんです。

なので、最近は「催眠術にかかるとどんな感じになると思います?」という会話から術を施すようにしています。

催眠術を施す時に必要なのは、強いイマジネーションです。

自分が想像した通りの事が起こっていく。

そのためには、まず、受ける人が想像している催眠術に寄せていく必要があるんです。

感覚のすり合わせは常に意識することをオススメします。

この「かかったフリをしても良い」という部分を上手くつかったテクニックもありますが、それは後ほど。

催眠術に限ったことではないかもしれませんが、慣れというのは怖いものです。

自分が当たり前だと思っている常識が、実はぜんぜん通用しない。

しかもそれに気付かないままパフォーマンスなんてやった時には、つらい空気しか流れません。

ええ、なんども経験してます。お恥ずかしいかぎり。。。

何かを相手に提供する側であるかぎり、この価値観のすり合わせは常に行うべき行動の一つです。

とくに催眠術なんて、相手の考え方や心に影響を与えていくものなんですから、相手への歩み寄りはよりいっそう重要です。

ですので、僕がよく使う相手に歩み寄るテクニックなんかをざっと紹介します。


1、まずは種明かしをしよう

最近のテレビなどの影響で、間違った認識をしている人だって沢山います。

いきなり言いなりになるとか、犬のようになってしまうとか。

これはカメラが回っていない場所で、事前に催眠術を施しているからできる事だったりもします。

なので、そういう時は優しく「実はですね。。。」と、種明かしをします。

この種明かしという行動。かなり効果があります。

マジシャン時代から思っていることですが、人は秘密にされている事を教えてもらうことに喜びを覚える人が多いです。

それは、そのまま興味に繋がるわけです。

ただ、なんでも種明かししたら良いというわけではありません。

種明かしをするなら、それはタネを明かされた方が凄いと思ってもらうもの。それだけにするべきです。

なので、催眠術のタネ明かしをするとしても、相手が喜んで興味を持ってくれる事だけに限定する事をおすすめします。

そして、種明かしをした時に相手が楽しそうな反応をしたら、すかさず「これは秘密ですよ」という言葉を添える。こうする事によって共犯意識が芽生えて、よりいっそう距離を縮める事ができます。

2、聞きたいことは素直に聞いてしまおう。

催眠術に対するイメージを最初に聞くというのもそうなんですが、まず相手に興味を示して、気になる部分を聞く。

これは質問の内容にもよりますが、「この人は私に興味をもってくれてる」というアプローチになりますので、使い方を間違えなければかなり強力な武器になります。

なんども言いますが、使い方を間違えなければ。。。

これテンプレ作るの難しいんですよね。

当たり障りのない事を聞くと、「それ誰にでも言ってるんでしょ?」みたいに思われてしまいますし、かと言ってちょっと行き過ぎた事をいうと「なんて失礼な人だ」と警戒されてしまいます。

こればっかしは慣れるしかないです(笑)

ヒントとして言えるとしたら、その人をゆっくり5秒観察すること。そして、気になる部分を3つ見つけることです。

これは、カフェとかで、遠くに座ってる人を観察するという、一見気持ち悪い練習方法で鍛える事ができます。

大丈夫、そこから声をかけたりしなければ、迷惑になりません(多分)

それと、ターゲットを適当に選ぶというのはやめましょう。

なれるまでは、自分が得意なパターンの人で練習するべきです。

なので、カフェで観察する練習をするときでも、できるかぎり、自分がよく催眠術を施す人達と似ている(雰囲気、年齢、性別、服装など)を選んだ方が、成長が早いと思います。

ちなみに僕がよくチェックする場所は
•顔
•手
•靴
•姿勢
•視線
•位置(どこに座っているか、その向きなど)
•カバン
•携帯(機種やカバー)
•会話の内容
•まわりの友人、恋人

こんな感じです。

その気になる部分をきっかけに会話を広げていく訓練をしましょう。

3、聞き上手は誘導上手

会話する時は聞き上手になろう。というのはいろんなところで言われていることです。

ですが、この聞き上手というのが、なかなかハードルが高い。

これは、単純に聞き役になってたら良いという訳ではありません。

適度に相槌を打つのはもちろん、適切な言葉を返していかないといけないわけです。

これが、とても難しい。

なので、誰でもできる簡単なテクニックを紹介します。

それが「肯定オウム返し」と「否定疑問返し」です。

具体的にどうするかというと


「最近、ジムに通いはじめたんです」
「ジムに通いはじめたの?すごいじゃん!」
「最近太っちゃって」
「そう?」
「そう!だから鍛えることにしたんです」
「鍛えるのは良いことだね。応援するよ」


こんな感じの流れです。

相手がポジティブに言った事を復唱(確認)して、そのあとに肯定する。
ネガティブな言葉には疑問で返す。

もちろんこれだけ続けるとなんとなく気持ち悪い感じがしますので、相槌をうちつつ、ここだと思ったところで使うと良いです。

最初は難しいかもしれないので、シンプルに「ポジティブな言葉は肯定する。ネガティブな言葉は疑問で返す」でも構いません(ただし、この場合は会話の流れがネガティブに寄りやすくなるので注意。上手く誘導できるようになりましょう)。

会話すること目的は、相手に好印象をもってもらうことです。

この人には何を話しても良い。と思って貰えるくらい信頼を獲得することが出来たら催眠術を行う土台はほぼ出来上がってると言っていいでしょう。

しかし、ただ聞くだけじゃダメなんです。

その人が、自分の思ってる事を吐き出すだけで、ストレスが発散できるタイプなら、それでも良いかもしれません。

ただ、話しているうちに、勝手にますますネガティブな思考に堕ちていく人も沢山います。

なので、上手くポジティブな方向に導いていかないといけないわけです。

ただ、求めていなアドバイスほど余計なものはありません。

会話が上手い人というのは、その人に「今の価値観と違う概念」を考えさせる事ができる人の事を言うのだと僕は思っています。

もちろん簡単なことではないんですが、これにもちょっとしたコツがあります。

それは、「教える」ではなく「導く」と意識することです。


あくまでも、「これがいいよ!」と強制するのではなく「なるほど、そういう考えもあるのか。では、こういう考えもあるんだけど、コレについてどう思う?」という感じで、違う考え方もあるんだと知ってもらう。

そして、なぜ今までの考え方を肯定してくれないのか。なぜ違う道を示されたのか。

あくまでも自分の力で考えさせる。これが大事なのではないかと思います。

そして、「この人は自分の考え方を押し付ける人じゃない、自分のことを尊重してくれる人だ」と印象付けることによって、より良い関係を作っていく。というわけです。

さて、ここからはオマケ的な事を書いてます。
もし良ければご購入下さいませ。

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