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プロ野球春季キャンプを見学して感じた、一流アスリートに必要な2つのスキル

今年の2月、プロ野球を見るようになり、イーグルスファンになってからの念願であった春季キャンプの見学で沖縄・久米島を訪れました。

レポはこちらのブログに書いてあるので興味があればお読みいただきたいのですが。


今回はその見学の中で印象に残ったシーンについて掘り下げて書いていこうと思います。


2/7  AM9:00。
どんよりと雲が立ち込める不安定な天気の中、全体練習の前に室内練習場で早出で既に体を動かしている選手たち。わたしたちギャラリーが見学できるスペースのすぐ近くで特守に励んでいたのが澤野選手と奥村コーチでした。

澤野選手はプロ5年目の育成内野手。今年の大卒ルーキーと同じ年ですね。184cm/85kgとプロフィールにありますが、個人的には数字以上に上背と厚みがあって迫力ある体格だなぁと感じました。

奥村二軍内野守備走塁コーチは今シーズンからの新任コーチ。
スワローズを戦力外になり、そのまま球団に残るのかと思いきやイーグルスへコーチとしてやって来ました。(何気にイーグルス⇄スワローズの人材の行き来多いのよね)

https://www.youtube.com/watch?v=mOpXcLKRKEY

このYouTube動画にもあるように持ち前のキャラクターでチーム合流初日からツカミはOK!
前日わたしが見学していた時も選手以上に元気なんじゃないかってくらいの声が響いていたし、一方でコーチ1年生ということで先輩コーチ陣に色々確認し、話し込んでいるシーンも度々見かけました。



この日取り組んでいたのは『ゴロを捕球して一塁に送球』というプレー。
(おそらく守備位置はセカンド)

澤野選手に対して指導している声っていうのは大半が聞き取れず(大きなガラス戸をちょっと開けている程度&他の練習の打球音もあって)ジェスチャーで判断していたんだけど、打球に対してどういう角度から入っていくのか?無駄のない体重移動やステップは?送球の姿勢などなど、一つひとつの動作を細かく確認していました。
途中からはスマホで動画を撮って都度見返したり(撮影係で真喜志コーチも途中から参戦)(澤野くんの真後ろで見学してたのでわたしも多分映り込んでたと思う笑)、奥村コーチの実演も交えつつ、10時の全体練習が始まるギリギリまで球を追いかけていました。

そんな早出特守を見学していて、わたしの頭にある考えが浮かびました。
一流のアスリートに必要な2大スキル、それは

再現性と修正能力


ではないかと。

「練習ではできたのに本番はうまくいかなくて…」じゃあダメ。練習でやったこと、うまくいったことをその一度きりでなく何度も繰り返せること、それを練習も本番も関係なく発揮できる再現性。
「ここをもっとこうした方がいい」など指摘された改善点をすぐに行動に移したり実践できる力や、例えばシーズン中に調子を落としてうまくいかなくなったときに「どこがおかしいのか」「どう直せばいいのか」に気づき修正できる力。
その2つのスキルが備わっている人はもれなく成績を残していると思ったんです。それこそイチローさんやオオタニサンがパッと浮かんだんですよね。


シーズンが始まってしまうと実戦で実践続きだからこそ、いくらプロであろうが基本のきの見直し、地味な練習をキャンプの時期に徹底的に行うんだなぁ、毎試合の何気ないプレーもこれらの積み重ねなんだよなぁ、という気づきでもありました。

というかそもそも動作をこれだけ細分化して一つ一つの精度を上げていこうなんて作業、みなさん普段の仕事とかでやってます!?
もちろん結果出してなんぼの世界なのはわかっているけれど、こんな姿を目の当たりにしたら軽率に選手批判とか誹謗中傷できないよ…とも思ったりしたのでした。


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