選ぶ時代・選ばれる時代を生きる

モノがなかった時代は作れば作るほど売れました。「持ってない」が基本だから。
テレビ・洗濯機・冷蔵庫を「3種の神器」と呼んでこれを買うためにみんな仕事したくらいですから。

豊かさを求めてスキマを埋めるようにたくさん買ったんです。「持ってない」が基本だと、「モノがたくさんある世界は豊かで幸せ」という考えになるのも理解できます。

じゃあ、モノが溢れている今は?「断捨離」「片付け」「ミニマリスト」…そう、必要最小限にモノを減らした方が豊かな生活が出来るという考えにシフトしてきています。

豊かさを求めて買い集めてきたのに、豊かさを求めてモノを減らす。
人間って面白いな、と思うわけです。

これって、「情報」も同じです。

スマホが普及して、オンラインが整って、SNSが日常に溶け込んで、私たちはたくさんの情報が得られるようになりました。ちょっと前まで、有料じゃないと得られなかった情報が、無料で動画まで見られたりして。なーんて便利!!!これで満たされる〜!!!

と思っていたら、「SNS疲れ」だの「デジタルデトックス」だの…「自分軸で自分らしく生きましょう!」が標語みたいになったりして。

何が言いたいかというと、「消費者は、本当に大切なモノ・情報以外は捨てたくなってる」という事を、ビジネス提供者は知らないといけないという事です。モノや情報に飢えて、欲しくて欲しくてたまらなかった頃から、時代は大きく変化しています。むしろ、真逆に。

必要最小限で生きたい人たちに、どうアプローチしていくべきなのか?今までのアプローチで大丈夫なのか?

ひと昔前にテレビマンをやっていて、今PRに関わる仕事をしていると、この変化を如実に感じます。

「来るもの拒まずの時代」から「選ぶ時代」「選ばれる時代」に。さぁ、あなたは「選ばれる」準備、出来てますか?

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