歯を食いしばるほど頑張るのは…

昨日投稿した私の「伝えられない危機」

大学進学で初めて宮崎を離れた時、自分が「なまっている」事に初めて気付きました。
話せない…。
極端と思われるかもしれませんが外国に1人でぽつんと取り残されたような感覚。

そんな状況を打破するために私はアルバイトをやる事にしました。数あるバイトの中から私が選んだのは「塾講師」でした。決まった言葉だけ話すじゃ
意味がない。臨機応変に言葉を使えないとコミュニケーションを取れるようになれない。私は難易度高めのミッションを自分で課したのです。それほどまでしてでも話したい気持ちが強かったのです。

研修では、先輩の講師の授業内容を覚えて、家でぬいぐるみに向かって何度も何度も練習しました。特に苦労したのはイントネーション。やはり九州独特のイントネーションはなかなか直りませんでした。出来なくて悔しくて、何度も泣きながら歯を食いしばって、何度も何度も練習しました。徐々に標準語のイントネーションが自分のものになりました。頭に浮かぶ宮崎弁を標準語に翻訳する時間が少しずつ短くなりました。この経験のおかげで、私は今標準語と宮崎弁の完全バイリンガルとなりました。対大学の友人やライブ配信では標準語、対家族は宮崎弁
完全に使い分ける事が出来ます。

もしもあなたが、何かのスキルを得たいと思うのであれば、やらないといけない状況に自分を追い込む事をオススメします。「いつでも出来る」は「いつまでもやらない」と同じですから。
その時は歯を食いしばってキツいかもしれません。でもそのスキルをいつまでも得られずに悶々とした日々を長く過ごすのとどちらがキツイですか?

ただし、日常的に歯を食いしばるような状況はオススメしません。私はテレビマン時代、あまりに歯を食いしばりすぎて、奥歯が折れてしまいましたから…。

春は新たなチャレンジの季節。どうしてもGETしたいスキルは、やらなきゃいけない状況に追い込んでみましょう。ただし、歯を食いしばるのは短期間限定で。

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