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ラグビーオンラインイベントの楽しみ方 ~ 釜石ナイトREMOTE

東京都内随意つのラグビーバー「No Side Club」で毎月最終水曜日に行われる「釜石ナイト」。社会人ラグビーで7連覇をした「北の鉄人」こと新日鉄釜石ラグビー部のOBを中心としたNPO法人「スクラム釜石」とのコラボ企画です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年4月は初めてのオンライン開催「釜石ナイトREMOTE」となりました。

釜石ナイトREMOTE スタイル

オンラインライブは、2020/4/29(水)の4月の釜石ナイト予定日に、Zoomでホストとゲストをつないだ様子をYoutubeライブで公開しました。Youtubeでの公開のため、ライブ終了後も保管され、ご覧いただけます。

■ゲスト
元 ラグビー日本代表 &パナソニックワイルドナイツ
ワイルドナイツスポーツプロモーション代表理事
   三宅敬さん
クボタスピアーズ
ジャパンラグビートップリーグリーダー会議代表
   稲橋良太さん
元釜石シーウェイブスRFCコーチ
   佐伯悠さん

■ホスト
ラグビーダイナーノーサイドクラブ
   竹内マスター、容子さん
スクラム釜石理事/スポーツライター
   大友信彦さん

■トレーニングゲスト
釜石シーウェイブスRFC非公式黙認マスコットキャラクター
   なかぴー

前半は、みやっきーさん(三宅さん)指導のお家でトレーニングを実施。最初は簡単で徐々にハードになっていくトレーニングでしたが、みやっきーさんの明るいトーンでついつい一緒に動いてしまいます。
後半は、大友さんの進行でゲストの皆様のお話を伺ったり、参加者からの質問にゲストが答えるスタイルでした。オンラインなので「話し出す空気」が難しいのかな?と思ったのですが、軽快にトークが進みました。

話の内容は、Youtubeをご覧いただくとして、ここでは私個人が印象に残ったことと、その裏で起きていたことで120%楽しめた!と言うお話をご紹介します。

印象に残ったこと① 溢れすぎる釜石愛💛

後半のテーマは「トップリーガーは、なぜ釜石を愛するのか」
釜石にゆかりがある方、釜石を応援している方の釜石への愛はもちろんのこと、それ以外にも、トップリーガー、他ラグビー選手、ラグビーファンでも釜石という「土地」のファンが多くいます。

「北の鉄人」と呼ばれた新日鉄釜石ラグビー部は、地元の高校を卒業した選手を中心としたチーム。そこに東京や関西のラグビー強豪校から来た一握りのエースたちが始動しながら引っ張っていくチームだったそうです。泥臭い一生懸命なスタイルは、地元釜石以外に全国で愛されました。

その愛は、クラブチームとなった「釜石シーウェイブス」にも引き継がれています。地元メンバにトップリーグチームから移籍する選手を加え、釜石市民に愛されるラグビーチームとなっています。

釜石への稲橋選手の想いのお話を少し紹介します。

釜石との最初の出会いは、2016年にリーダー会議の代表として、釜石の子供たちをラグビー日本代表戦に迎えたとき。ストリートラグビーをやって子どもたちの熱い気持ちを感じた。挨拶では震災~この試合までの想いを僕たちが表現できないような言葉で聴いた。ラグビーに希望を持ってくれたことに感動。この子供たちが育った釜石に興味を持った。
釜石には完全プライベートで訪問。行く前に連絡をしたら、大勢の人が迎えてくれ、いろんなおもてなしがあった。東京に来てくれた子どもたちとの再会もホテルで設定された。釜石って小さいからゆえ暖かさや深さを感じた。熱い街。
こんなあったかいホームタウンがあるラグビーチーム。ラグビー選手が憧れる街だというのはわかる。

(写真は自分が行ったときの釜石グルメ、鵜住居復興スタジアム)

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印象に残ったこと② オンラインだから室内で運動ができた(?!)

イベントの前半は、ワイルドナイツスポーツプロモーションで「ラグザサイズ(ラグビー+エクササイズ)」を展開しているみやっきーさんの指導で、お家でできるトレーニングをしました。
オフラインで参加者が一斉にトレーニングをするには、安全で広い場所が必要です。みんなで一緒に一緒にやるのも楽しいけれど、家だから場所は各自で準備できるし、運動が苦手な私も、自分のペースだけど参加者の声を聴きながら楽しく運動できました。

今回は「釜石ナイト」仕様のトレーニングでしたが、映像も音声もわかりやすいラグササイズ動画はYoutubeにあります。

印象に残ったこと③ オンラインだから遠隔から参加できる(ゲストも観客も)

普段は東京・高田馬場での開催なので、釜石SWの選手やコーチが来ることは時間的にも金銭的にもなかなかむつかしい。オンラインになると、遠くても参加できる!! 今回は、佐伯コーチ兼選手が登場してくださり、現在の釜石の様子をお話しいただきました。佐伯コーチと東京メンバ、普段では絶対に見られないコラボレーションです。

また、観客も釜石から参加できるってのも、すごい。隣のチャットでは、釜石のおすすめグルメや、おすすめ観光スポットを地元の方からご紹介いただきました。その中に、釜石SW山田選手も!!! 選手が行きつける飲みスペースのある酒屋さん「菊豊」から、おすすめのお店「鬼灯(ほおずき)」さんを紹介いただきました。

釜石ナイトコメント欄

オンラインだからできる交流でした。山田選手ありがとうございました。

「裏・釜石ナイト」で120%楽しめた

釜石ナイトの裏で、もう一つ行われていた「釜石ナイト」がありました。お。友達、かつスクラム釜石メンバのこーじさんが主宰した、「裏・釜石ナイト(早川グダグダナイト)」通常の「釜石ナイト」の常連が、Zoomでつながりながら、Youtubeライブを一緒に楽しみました。

今回はこーじさんがの画面を共有してyoutube見ながら、常連同士で交流しました。1人で家でYoutubeライブを楽しんでもいいけれど、オフラインの時のように観客同士で雑談しながら楽しみました。

自粛が続く中で、いつもいけば誰かがいたお店に行けない日々が続いています。常連って友達とはちょっと違って、わざわざ連絡を取らないけど、会えないと寂しい感覚です。久しぶりに見た常連の皆さまに元気をいただきました。

裏釜石ナイト

釜石ナイトREMOTEが120%楽しめたわけ

表も裏も釜石ナイトを120%楽しみました。オンラインで自宅にいるにも関わらず、何でこんなに楽しかったのかなー、と思うとポイントは3つありました。これは、釜石ナイトに限らず、「オンラインライブを楽しむ方法」

(1)普段会うことができない(距離が遠い)ゲストを見ることができる。
オフラインだと距離・時間がかかることでできないゲストの出演、ゲストの組み合わせが楽しめます。今回は釜石と東京近郊だけでしたが、海外にいる選手などともつながることもできる、可能性が広がります。

(2)自分の周りが静かなので、落ち着いて話を聴くことができる。
ラグビー人気でトークライブなども大盛況。それほど広くないノーサイドクラブも、選手のトークライブなどは50人を超えぎゅうぎゅう詰めになっています。どうしても観客の座談も聞こえてきます。オンラインだからこそ、聞きたいところはYoutubeだけを楽しむ、と言うことで落ち着いて話を聴くことができました。

(3)観客とも話ができて、ほどよくリアル感がある。
裏・釜石ナイトがあったことで、誰かと一緒に見ている感覚があります。こうやって同じライブを見ながらファンが集う、ってのも楽しいのだと気が付きました。全員が見ているので、話を始める・終わるタイミングもなんとなく分かり合える良いペースで会話ができました。

後記

スクラム釜石の皆さま、ノーサイドクラブさん(マスター&容子さん)、ゲストの皆さま(稲橋さん・三宅さん・佐伯さん)、こーじさん ありがとうございました。

今の自粛が収まったら、きっと高田馬場での釜石ナイトが再開されるでしょう。それはもちろんうれしくて待ち遠しいです。ですが、今回オンライン・オフラインでの楽しみ方って、きっともっと可能性があって広がるんじゃないかと思います。これからますます楽しみです。

みんな、会いたいよ!!
(写真は過去の釜石ナイトから ノーサイドクラブさんのFacebookより)

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