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スクラムユニゾン ~ 祭りの終わり

ラグビーワールドカップ2019日本大会で、日本中のみならず、世界を巻き込んだスクラムユニゾン。「国歌でおもてなし」をテーマに、元ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗さん、ミュージシャンの村田匠さん(カンタス村田さん)、田中美里さんを中心としたプロジェクトです。

スクラムユニゾンとは、その活動とは

スクラムユニゾンは国歌を歌って、世界中から日本に来る選手やサポーターを歓迎するプロジェクトです。
「10ヵ国語。話せなくても、歌うことはできる。」を合言葉に、10か国語、20か国のアンセムの動画配信、出張レッスンで日本中に広めました。

どんな活動だったのか?は、私の視点から見た以下の記事をご参照ください。

祭りの終わり(その1)ノーサイドパーティー

スクラムユニゾンの終わり。それはワールドカップとともにやってきました。まずはいったん一区切りの「ノーサイドパーティー」。

プロジェクトのメンバが全員そろったノーサイドパーティーでは、これ前の活動の軌跡が動画、活動報告冊子、さらにメンバーのトークから語られました。印象的だったのは、予選プールの日本vs.スコットランドの日、田中美里さんが会場で「勝手にスクラムユニゾン」を開催しました。その理由を語りました。

開幕戦の日に匠さんが「勝手にユニゾン」をやったのを知って、「私も」と思った。私の中では、いい意味でライバルだった。

匠さんにとっても、いいライバルだったのでしょう(という話は、またあとで)。お互いに高めあえる素晴らしいチームでした。

ライブでは、ウィーンからやってきた(?!)トシッツァルトが登場し、全20か国をワールドカップ終了時のランキングの下位→上位の順で約25分になる大曲になりました。参加者はさすがスクラムユニゾンの常連、ほぼ全曲を歌うことができます。最初のウルグアイから大熱唱でした。後半は美里さん大号泣、匠さんもマイクを外して、観客が歌う大合唱でした。

祭りの終わり(その1)のつづき 祭りを盛り上げた人たち

スクラムユニゾンは、メンバーが言う通り「参加した全員がメンバー」でした。あちこちの会場で会ううちに、名前を知らなくても一緒に歌うメンバーが増えていきました。

チーム府中
府中市は各国のキャンプ地となり、開催地ファンゾーンとして会場を盛り上げました。チーム府中は「ラグビーの街 府中」として活動している皆様。写真はマスコットガール的なお嬢さん。国歌はほぼ全曲暗譜、すごい!!

チーム熊谷
スクラムユニゾンと同時並行的に熊谷で立ち上がった熊谷ラグビー合唱団。田中美里さんが熊谷ファンゾーンに参加したことからコラボして熊谷のアンセム合唱熱はすごかった!!

祭りの終わり(その2) アフタートークライブ

もう一つの終わりは、おそらく日本で一番アンセムを歌ったであろう、一番アンセムの練習をしたであろう、東京・高田馬場のノーサイドクラブさん。

トークでは(その1)同様、止まらない思い出話が続きました。こちらでは、(その1)で美里さんが匠さんにモチベートされたように、匠さんもスクラムユニゾンメンバの頑張りに触発されて「勝手にスクラムユニゾン」をはじめた、というお話。

トシさんも美里ちゃんも、それぞれの場所で頑張ってる。俺だけ会場で観戦していていいのか。オレも何かしないと、と思った。

こちらのライブでは、ベスト8を熱唱。最初の君が代は静かに始まったものの、最後の南アフリカでは大合唱でした。さらに、台風で中止となった ナミビアvs.カナダ の再来を願って「カナダ国歌」「ナミビア国歌」の練習をしました。

祭りの終わり ~ そして伝説へ .. とはならないよ!

ラグビーワールドカップとともに活動を終了するかと思いきや、来年にはさらに参加国が増える祭典、オリンピック・パラリンピックが日本にやってきます。世界が、日本が、こんな素敵なチャンスにスクラムユニゾンを辞めさせるわけがない、本人たちもやめられない(と思う)。

ということで、村田さん曰く「曲の選定に入ってます」

100か国を超える参加国・地域をすべて対象にするのは、さすがに難しい。そのため、7人制ラグビーからスタートして、試合でアンセムを斉唱するものをピックアップして、活動を続けるそうです。

伝説に... ではなく、次章の始まりです!!

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