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【RWC2023】注目選手 フルバック(FB)編

ディフェンスは最後方で食い止め、キックチェイスで相手からボールを奪うフルバックは、まさに「最後の要」のポジションです。


フルバック(FB)とは

略称:FB、背番号:15番
チームメンバの最後方に控え、攻撃ではハイパント(キックでボールを高く蹴り上げるプレー、ボールの滞空時間が長い間に後ろの選手がボールを奪取する)をして攻撃の起点となり、守備では最後の砦となるポジション。1つのミスが得点に直結するためミスが許さない厳しいポジション。
バックスの中では比較的高身長な選手が多い。

注目選手① 松島幸太郎選手(日本)

ユーティリティバックス(複数のバックスポジションをこなすことができる選手)が多い日本代表で、おそらく一番FBを担いそうなのが松島選手。
W杯2019では開幕戦で日本選手初のW杯ハットトリックを達成するなど「日本のフェラーリ」と称された俊足で会場を沸かせた。天性のバネを活かしたランが魅力の万能バックス。
ジンバブエ人の父と日本人の母を両親に持ち、南アフリカ生まれ日本育ち。東京サントリーサンゴリアス所属。

注目選手② ボーデン・バレット選手(ニュージーランド)

ワールドラグビー年間最優秀選手賞を2回受賞するスーパースター。SOとして試合をコントロール、時には自ら攻撃を仕掛けトライを取り切るスキルが魅力。甘いマスクで世界中の女性ファンを魅了します。
7人兄弟の次男。弟2人(ジョーディー、スコット)もニュージーランド代表で兄弟3人でW杯に出場。W杯後は日本のリーグワン・トヨタヴェルブリッツでプレーすることが決まっています。

注目選手③ ウィリー・ルルー選手(南アフリカ)

一言でいえば「天才」。チームの最後尾に位置しながら、状況を瞬時に判断してパス・キック・ランを展開する。一気に相手のラインを抜き去るランとキックプレーは秀逸で、その判断の速さと独自性ゆえに同じチームのメンバーがついてこれないといわれるほどです。
昨シーズンまで日本のトヨタヴェルブリッツでプレーしていました。

その他の注目選手

日本代表では、WTB/FBまたはSO/FBを兼ねることができるユーティリティプレーヤーが揃っています。小倉順平選手はリーグワンでもSO/FBとして活躍、5年ぶりに日本代表に帰ってきました。
イングランド代表フレディ・スチュアート選手は23歳ながら王国の最後の砦守ります。アルゼンチン代表エミリアーノ・ボフェッリ選手はキックの名手、日本戦では要注意です。

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