【RWC2023】注目選手 センター(CTB)編
司令塔SOの後ろでFWが獲得したボールを受け取る攻撃、FWを抜けてきた相手を仕留めるバックスのキーマンです。
センター(CTB)とは
略称:CTB、背番号:右センター 12番/左センダー 13番
バックスのキーマン。SOの戦略を支え攻撃の形を作る。スクラムからバックスにわたったボールを前に運ぶ役割を担うとともに、バックスラインでの強いタックルも求められる。FL同様に運動量が多く当たり負けない選手が多いポジションです。
12番が「インサイドセンター」13番が「アウトサイドセンター」と呼ばれます。インサイドセンターはSOのようなゲームコントロールを担う一方で、アウトサイドセンターは、攻撃で突破するスピードと運動量が求められます。
注目選手① ディラン・ライリー選手(日本)
タックルでは躊躇せず相手にグッと詰め寄って、低い位置で抑える、ボールを持てばトップスピードで長距離でも一気に走り切る。CTBの魅力の全部がぎゅっと詰まったような選手です。
オーストラリアU20代表だったが、埼玉パナソニックワイルドナイツに入団。リーグワン初年後はトライ王になる成長を見せてくれたライリー選手。どこまで成長するのか楽しみです。
注目選手② バンディ・アキ選手(アイルランド)
世界ランキング1位を支えるパワフル系CTB。パワーを活かした突破を武器に9/16のアイルランドvs.トンガ戦では1試合で4トライを挙げた。サモアにルーツを持つニュージーランド出身。父は元サモア代表、兄もサモアセブンズ代表のサラブレッドだ。
一度はラグビーを辞めてニュージーランドの銀行で働いた経歴がある。トライアウトからクラブチームに所属、さらにアイルランドに移籍してアイルランド代表切符を掴んだ。
注目選手③ リーコ・イオアネ選手(ニュージーランド)
17歳でニュージーランドのセブンス代表入り、19歳でオールブラックス初キャップを持つリーコ・イオアネ選手。前回大会はWTBで出場したが十分に力を発揮できませんでした。その後WTBだけでなくCTBをやるようになったころでプレーの幅が広がった。
なお、名前のリーコ(Rieko)は父エディー・イオアネさんが所属していた日本のラグビーチーム「リコー」とリコー時代の恩人の娘「れいこ(玲子)」から名付けられました。兄のアキラ・イオアネ選手もオールブラックス。
その他の注目選手
日本代表では、前回大会では「裏のMVP」と呼ばれたサポート力を見せた中村亮士、リーグワン新人王から2023年夏に代表入りした若きエース候補長田智希選手も目が離せません。
世界的には、オーストラリア代表のジョーダン・ペタイア選手の一瞬でトップスピードに入る跳躍に注目しています。また、南アフリカ代表のジェシー・クリエル選手、ダミアン・デアレンデ選手は、普段はいずれも日本のリーグワンで活躍する選手なので応援に力が入ります。
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