【RWC2023】注目選手 フランカー(FL)編
タックル、そしてすぐに立ち上がってタックル。試合中に派手なプレーはありませんが、献身的なプレーでチームを支える仕事人です。
フランカー(FL)とは
略称:FL、背番号:左フランカー 6番/右フランカー 7番
相手をタックルで止め、さらにジャッカル(タックルで倒した相手からボールを奪う)をする選手。またスクラムの一番外側で前にしっかり押しこみプロップを支える。チームで一番の運動量、「献身的」という言葉が一番似合う紳士のポジションです。
6番は「ブラインドサイドフランカー」と呼ばれ攻撃が得意な選手、7番は「オープンサイドフランカー」と呼ばれディフェンスが得意な選手が担うことが多いです。
注目選手① 福井翔太選手(日本)
桜のワンダーボーイ、福井翔太選手。
大学を経てプロになる選手が多い中で、高校卒業後に埼玉パナソニックワイルドナイツに入団し早くから技を磨いてきた選手が、2023年夏シーズンから日本代表入り。相手を一発で止める、攻撃で前進する強さが首脳陣から高く評価され、ワールドカップメンバー入りしました。
注目選手② サム・ケイン選手(ニュージーランド)
ラグビー王国の代表・オールブラックスを率いるキャプテン。
ブレイクダウンに強く、運動量豊富で献身的。まさに「オープンフランカー」を体現するような名選手です。2018年に首を骨折するも驚異の回復力でW杯2019に出場、さらに今大会はキャプテンとして登場します。チームが苦しい時期にもキャプテンとしてチームを鼓舞し、メディアから守る素晴らしいリーダー像を見せてくれました。
注目選手③ ピーターステフ・デュトイ選手(南アフリカ)
私個人的に現在世界一のFL。
前回大会の南アフリカ優勝の立役者で、同年のワールドラグビー最優秀選手賞受賞。身長192cmと大柄ながら世界トップクラスの運動量を誇ります。攻守ともにワンプレー終わるとすぐに次のプレーに入るため、「フィールドに3人くらいいるんじゃないな?」と思うほど、どこにでも現れて敵を止め、味方のボールを推進します。
現在は、日本のリーグワン・トヨタヴェルブリッツでプレー中。
その他の注目選手
日本代表はキャプテン・姫野和樹選手、前キャプテン・リーチマイケル選手などスキルもありリーダーシップもある名選手が集結しています。
世界的にもキャプテンの多いポジションで、サム・ケイン選手のほかにも、南アフリカ代表の前回優勝キャプテンであるシア・コリシ選手、スコットランド代表ジェイミー・リッチー選手やウェールズ代表ジャック・モーガン選手もキャプテンを務めます。