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【RWC2023】どの試合も見逃せなかった!熱闘だった準々決勝

ラグビーワールドカップはベスト8が出揃った。
ここからは負けたら終わりのノックアウト ステージが始まった。

準々決勝の4試合はどの試合も最後の1分まで見逃せない熱線となった。

ウェールズ🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿vs.🇦🇷アルゼンチン

混戦の苦しいプールCを全勝で通過したウェールズと日本を破ってプールDを勝ち上がったアルゼンチンの対戦。アルゼンチンはエースのマテーラ選手不在で苦戦が予想された。

先制はウェールズ。前半12分に巧みなパスワークで前進するとラグビーで前進し、最後はダン・ビガー選手がトライを決めた。その後は両チームがPGで得点を重ねて10-6でウェールズがリードがして前半を折り返した。
はさらに PGを重ねたアルゼンチンが48分に逆転に成功するが、ウェールズが再度逆転し後半67分までリードする。ラスト13分でFWのアタックでアルゼンチンがこの試合初めてのトライ を決めると、ディフェンスではウイルスのトライ 直前で相手を押し出す 強烈な タックルを決める。最後にダメ押しのトライ でアルゼンチンが17-27で勝利した。

大会前から発表し、この試合で代表引退となったダン・ビガー選手。感動をありがとう。

アイルランド🍀🇮🇪vs.🇳🇿ニュージーランド

世界ランキング現在1位のアイルランドとラグビー王国 ニュージーランドの対戦。アイルランドは毎回大会前には世界ランキング上位 ながらベスト8が突破できないという状況にある。今回は アイルランドの現役レジェンド、ジョニー・セクストン選手の代表引退がかかる 準々決勝 となった。

開始からニュージーランドが得点をかさねる。FBボーデン・バレット選手が自陣からのハイパントを自ら キャッチすると、バックスが展開をしながら前進アイルランドのラインをブレイクし最後はファイガヌク選手がトライを決めた。アイルランドも負けていない。相手陣ゴール前で3人のディフェンスを振り切りCTBバンディ・アキ選手がトライラインにねじ込んだ。その後も点を取り合い17-18でニュージーランドがリードして前半を折り返した。
後半も一進一退の攻防が続いた。アイルランドは相手陣での猛攻を続け、相手のペナルティから認定トライを奪うなど一時は1点差まで追い詰めた。しかし、最後まで追いつくことはなく24-28でニュージーランドが勝利した。ニュージーランドはイエローカード2枚で14人の時間を防ぎきった。

ジョニー・セクストン選手はこの敗戦で代表としての活動を終了することとなった。これまで素晴らしいプレーをありがとう。

イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿vs.🇫🇯フィジー

大会前の不調から不安視されていたイングランドはプール Dを全勝で通過、混戦のプール Cで強豪オーストラリアを破ったフィジーが勝ち上がってきたこの対決は2023夏のインターナショナルシリーズでフィジーが勝利している。

先制トライはイングランドCTBトゥイラギがフィジーのディフェンスをなぎ倒すような力で押し込んだ。フィジモトライで相手に迫るが、帰ってきたイングランドのエースでありキャプテンのオーウェン・ファレル選手のキックで点差を付ける。
21-10のダブルスコアでイングランドが勝ち越して前半を折り返した。
後半もキックで地道に得点をあげるイングランドに対してフィジーが攻める。そして68分には中央付近からフィジーがイングランドのディフェンスラインを突破、SOブトゥイ選手がトライし同点となる。しかし72分に相手陣内にボールを進めたイングランドがSOファレル選手のドロップゴールで引き離した。
最後まで80分を超えてもアタックを続けたフィジーだったが、ここ一番でディフェンスが崩れなかったイングランドの壁を破れなかった。
結果は30-24。トライ数ではフィジーが上回ったが点数は届かなかった。

フランス🇫🇷vs.🇿🇦南アフリカ

開催国フランスと前回王者南アフリカの対戦。
開催国フランスは前回大会に育成を目的に若手を起用、すでにこの大会の優勝を目標に4年以上準備をしてきた。一方コロナ禍で対外試合ができず育成が遅れてきた南アフリカは、前回大会のメンバーを多く起用してこの大会に備えた。

開始早々に得点したのはフランス。ラインアウトからモールさらにFW陣が展開しトライを決めた。すぐに南アフリカは攻撃ハイパントをアレンゼ選手がキャッチするとそのままトライに持ち込んだ。その後は得点を取り合い22-19でフランスがリードして折り返した。後半フランスがPGで得点を引き離すが、南アフリカは怒涛の攻撃で最後はエツベツ選手のトライ により25-26と逆転する。
最後まで1点差が埋まらず結果は28-29。フランスはあと1点が遠く準決勝進出はならなかった。

準決勝

北半球 1チーム、南半球3チームの4チームが残った準決勝。
ラグビー発祥の地の伝統国イングランド、 2連覇なるか南アフリカは前回大会の決勝戦の組わせ。
ラグビー王国の復活の兆しを見せるニュージーランド、サッカーの勢い そのままに ラグビーも優勝したいアルゼンチンの南半球対決。
どのチームが勝ち上がっても不思議ではない組み合わせだ。また見逃せない。


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