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謙遜という名の凶器

「私なんて全然若輩者で未熟者で、本当になぜこんな私なんかにお声かけていただけるのかとか思っていて、そんな中でこんなこと言うのも生意気なのですが、色々な仕事を任されるうちに仕事の幅が広がってきたというか〜・・・」

たまにこういう人、いませんかね。
すんごい自分のこと謙遜して、全然ダメ人間なんだけど、何でかわからないけど色々やらせていただいて今では色々出来ちゃうんですよって言う人。
その人が優秀かどうかはさて置いて、私は「謙遜」という言葉がキライ。
そして謙遜する人が結構な確率で苦手。
ネットで検索すると・・・

  [名・形動](スル)へりくだること。控え目な態度をとること。
        また、そのさま。
       「—して何も語らない」
       「(小サナ花ハ)きわめて—な、有るか無きかのものである」
       〈寅彦・病室の花〉

へりくだるだと!?
戦国時代じゃないんだから、って思うのです。
そしてもっと言うならば、最初にお伝えした「自分、ダメ人間なんすけど」のくだりは、正直ニセモノのへりくだりなのだ。
だって、結局は自分が言いたいのは「私、やれる仕事の幅が結構広いんです」の部分であって、へりくだられても全然ありがたくない。話が長くなるだけ。
自己肯定感が低いのか、はたまた謙遜が美徳と勘違いしているのか。
謙遜もどきであれば、それは凶器なんですよ、奥さん。
たまにちゃんと本気で謙遜する人もいるし、分不相応なお褒めの言葉を頂いたりすれば、私だって謙遜することはある。
でも、謙遜という凶器を振りかざして古き良き日本人的な雰囲気を出して良い人ぶるのは、もう止めにしませんかね。
自信持って生きましょうよ、大丈夫ですよ。

なんでこんなことを書くかと言うと、とある練馬の住宅街にあったハンバーガー屋さんが、都心に引っ越してきた。
食いしん坊の私は、練馬住宅街時代に足を運んだことがあって、ここのハンバーガーの大ファンに。
でも、あまり縁のない場所にあったので足は遠のいていたが、なんと毎日のように通る場所に引っ越してきたので大喜び。もう小躍り。
ここのハンバーガー屋さん、何がいいって
 「記憶に残る至極のバーガー」
 「地域で一番、本気のこだわり」
をでかでかと謳っている。うん、正解。
この文言に嘘偽りなく、そして練馬で頑張ってやってきて、本当に人気が出て、自信がついて、いざ!鎌倉!!的に都心に出てきたのだと思う。(勝手な妄想)
真面目にちゃんとやってきたからこその自信と、無駄に謙遜などしない感じが好感が持てるのだ。
そう、培ってきた自信があれば、謙遜という凶器など不要なのですよ。

愛してやまないGOOD MUNCHIESのダブルチーズバーガー。(練馬時代)
自信しか見えない。ポテトも最高。
この前はベーコンバーガー食べたけど、こちらも旨し。
新宿方面に行くことがある方は、ぜひ。
(勝手に応援してるだけです)

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