なぜ人は良い情報よりも悪い情報に反応するのか

人の『意識』は何かに働きかけられて反応する。
逆に言うと、働きかけるもの(キッカケ)が無ければ意識は動かないのだ。
実際に真っ暗闇で完全な無音状態の場所に閉じ込められると、人は一瞬で寝てしまうらしい。
これは既に実証されている事実である。

この事から人は「情報を受け取って伝える存在」と言うことができる。
なんだか『メディア』のような存在である。
では、どうしてこのような性質を持っているのか?
それは人の本能と関係している。

本能に基づく人の『モチベーション』とは『遺伝子を残す』ことである。
良い遺伝子を残そうと多くの人が異性からモテようとオシャレやスキルアップなどに必死になる。

そしてもう1つ、遺伝子を残すことと同じくらいに意味があることがある。
それが『遺伝子を減らさない』こと。
人がメディアのように『情報を受け取って伝える存在』であることは、つまるところ、遺伝子を減らさないように『危険情報を共有する』ためである。
人が良い情報よりも『悪い情報』に反応しやすいのはこれゆえだ。(女性の噂話好きも同様)

人の生きる目的である『種の継承』故の性質である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?