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クリプト業界のインサイダー取引

暗号資産の送受信やNFTの売買の取引はブロックチェーン上に刻まれる
この取引のことを『トランザクション』と言ってるのだが、このトランザクションがブロックチェーン上に刻まれるまでの流れがある。
その流れとはこんな感じ。

・トランザクション(取引)の発生
  ↓
・Mempool(MemoryPool)と呼ばれる『待合室』で順番待ち
  ↓
・複数のトランザクションがまとめて1つのブロック内に取り込まれる
  ↓
・ブロックが他のブロックとで結び付きブロックチェーンの一部となる

このような流れによりブロックチェーンは成り立っているのだが、トランザクションは早い者勝ちで行われるというワケではない。
ブロックチェーン上に情報を刻むには『ガス代』と呼ばれる手数料が必要となる。
ガス代(手数料)を多く支払うと、他のトランザクションよりも優先して自分のトランザクションがブロック内に取り込まれるってワケ!
つまりは

トランザクションは任意の順に操作が可能

この仕組みを利用すれば、悪さを企むことが可能。

たとえば、まだ世に出ていないプロジェクトがブロックチェーンを使って1つのサービスをローンチするとします。
そのサービスとは、過去にブロックチェーン上でのトランザクション歴がない状態、つまりはガス代(手数料)の基準がない状態だったとします。
そんな中、実はビッグファンドからの出資が決まっていて「そのサービスのスケーリングは確実DAぜぇ」と言われてるとします。
確実に価値が上がると言われる(N)FTがローンチされるだって!?
これは多少ガス代を多く払ってでもゲットしたいんDAぜぇ!と思いますよね。
でも過去にBC上でのトランザクション歴がない状態だと、ガス代の『基準となる値』がないのでどの数値が高い状態かが分からないのです。

しかしながら、マイナー(PoW検証者)やバリデーター(PoS検証者)はその数値を把握している。
言ってみれば、マイナーやバリデーターは #インサイダー取引 のようなことが出来て利益を享受することが可能。
この問題をクリプト業界では #フロントランニング問題  と言うんDAぜぇ。

このような手法で価値を抽出すること『M.E.V.(Maximal Extractable Value)』、日本語では『最大抽出可能価値』と言うって話。
ブロックチェーンの理解を深める上で、分かってると良いことかもしれないぜぇ。

って、そんな事を言いたかったワケじゃない。
いつも言いたいことはただ1つ。
NFTはおもしれぇ、NFTはおもしれんDAぜぇ
読んで頂き、ありがとよぉ。

1月22日にクリプトニンジャ保全計画として、みきさっくのオーディナルズ(ビットコインNFT)コレクション
『CNPizza』をNFTマーケットプレイスのMagic Edenにてリリース予定。
https://magiceden.io/ordinals/marketplace/cnpizza
要チェックしてくれよなぁ。

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