No.058 「奇術種あかし」M002.マジックの名著

No.058 「奇術種あかし」M002.マジックの名著

「奇術種あかし」柴田直光著　理工図書株式会社
1951年（昭和26年）初版発行
1967年（昭和42年）10版発行　180円

中学1年生の時に購入した。イラスト中心の作りの子供向けマジックの本はいくつか見ていた。書店の棚から、黒色基調表紙の「奇術種あかし」を取り出してみたとき「本格的だな」との直感を持ったのが懐かしい。

マジックの名著として名高い。オーバーハンドシャッフルを「上手切り」ダブルリフトを「重ね上げ」リフルシャッフルを「綾切り」などと名付けて解説しているのが、ちょっと微笑ましくもある。カードマジックの章は熱心に読んだ。

後年、カードマジックの章がHugard&Braue「The Royal Road to Card Magic」を基にしていることを知る。自分のカードマジックの基礎を築いた本の一冊である。