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冬の取り組み

日本には四季があり、季節によって自然環境は大きく変わります。身体の中も自然の一部なので身体の中も同様に環境は大きく変わります。夏の気温20度(涼し〜)と冬の気温20度(暖かいな〜)で感じ方が異なるのは、身体の中が変化しているからです。

冬の特徴は、寒さと乾燥です。

寒さは身体にとってストレスになり、特に循環器系に影響を与えます。寒さに対抗して体温をあげようとし心臓に負荷がかかり心臓疾患が一年のうちで最も増加します。

また、東洋医学では膀胱系や腎系に負荷がかかり、寒さにより小水が近くなったり夜間の排尿の回数が多くなるのが特徴です。

乾燥は、粘膜組織(目、鼻、咽頭、気管)の抵抗力を低下させてしまいます。最近では暖房の普及によってさらに粘膜組織の負担は増加し、風邪をひきやすく治りにくくなっていると言われています。また春に花粉症をされる方は、冬の時期から甘い物や動物性タンパク質を控え血液をサラサラに保ちましょう。

冬の養生


冬には冬の過ごし方があります。スポーツ現場でも自然の摂理を無視すると成果は上がらず怪我が多くなります。

汗をかきすぎない
冬はエネルギーを溜め込む季節ですが、寒さに対して温め過ぎは良くありません。「お風呂」や「こたつ」「サウナ」などで体を温めすぎて汗をかきすぎないように注意してください。基本は身体の体温を保温することが大切です。
走り込みより地味なエクササイズを
冬の練習の取り組みとして、大汗をかくような走り込みの練習やトレーニングではなく、地味な練習をコツコツ行いましょう。エクササイズやトレーニングに対して冬の寒さに『負けない』ように『我慢する』ように取り組んでください。
鍛錬の季節
冬は鍛錬期です。来季に向けて鍛錬して行く上で、大切なことは「目標を明確にする事」、「現在の自分を知る事」です。自分の体がどのくらい使えているか、動いているか、怪我に対しての取り組み、チームの現状、チーム内での自分の役割、など自分自身の現在の位置を知ることで、目標や目的が明確になります。
自分自身の中に目をむけ現状認識と目標を明確にしてエクササイズやトレーニングに取り組みましょう。

各季節に対してのエクササイズはこちら。

各季節 上旬 中旬 下旬 土用 それぞれに対応したエクササイズを配信しております。



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