見出し画像

‪i☆Ris‬10周年ライブ「i☆Ris 10th Anniversary Live~a Live~」がめちゃくちゃ良かったから話を聞いてくれ。


私が応援しているアイドルグループ「‪i☆Ris‬」の10周年ライブが2022年11月7日に行われた。


そのライブがめちゃくちゃ良く、寝ても覚めてもライブのことしか考えられないので、筆を取ることにした。
(この記事は全て筆者の個人的な感想であり、事実と異なる点があるかもしれません。)



少しだけ、前座として自分語りをさせて欲しい。



自分語り


私はプリパラがきっかけで‪i☆Ris‬を知り、あれよあれよと応援する様になった。
初めて行ったライブは「i☆Ris 4th Live Tour 2018~WONDERFUL PALETTE~」だ。


しかし、応援し続けて約4年、メンバーの澁谷梓希さんが卒業を迎えた事が、私の心境に多大な影響を与える。
メンバーの中では特に茜屋日海夏さんを応援しているが、私は6人の‪i☆Ris‬が好きだった。

担降りも考えたが、そのままズルズル応援は続けた。
以前より買うCDの数は減った。リリイベも行ったり行かなくなった。ライブには行った。

応援の幅が減った理由として、「ある程度年月が経った」というのもある。
言い訳に聞こえるかもしれないが、「飽きた」のではなく、「落ち着いた」のだ。
グッズはライブに行くたびに一通り購入していた。
CDがリリースされる度にリリイベに参加した。
現に、私のクローゼットは半袖のTシャツが所狭しと並んでいる。

食いつくさんばかりに応援していた頃に比べて、応援の心意気は下降を続けていた。


また、私の生活環境が良くない方へ大きく変わったのも一因だった。
他人を応援するには、自身の余裕が要る。
応援する為の金銭と精神的余裕を、ここ数年、私は抱えていなかった。

しかし、今回のライブだけはどうしても参加したかった。
これは、使命感と言っても過言ではない。
担降りするにせよ、何にせよ、私はこのライブを見届けたい。

私は底辺の精神状態のまま夜行バスに8時間乗り、11時間東京を闊歩した最悪のコンディションで、ライブへと向かった。


ここから、下記は今回のライブについての感想になる。



i☆Ris‬10周年ライブ「i☆Ris 10th Anniversary Live~a Live~」の感想




毎回ライブに行く度に言う。


「過去最高に良かったライブだった。」


これは、i☆Risが毎回、どの、どんなライブでも「今までで一番良いライブをしよう」という気持ちでパフォーマンスをしてくれてるからだと思う。
私はそれにいつも胸を打たれて、「来てよかった」「推してて良かった」と、心の底から思う。

私はi☆Risのライブに行く前、不安を感じたことがない。

パフォーマンスの凄さを知っているから、「今回はどんなライブが見れるのかな〜」と、漠然とした期待だけを持ってライブに行く。

しかし、今回、ひとつだけ不安があった。
(MCでも言ってたと思う)

観客の数だ。

ライブは観客と演者が必要で、それでいて、「数」っていうのは、実直なものだと思う。
しかも、観客の数は、演者側ではどうしようもないものだ。

日程が平日の月曜日の夜ということも相まって、その不安が拭えなかった。
(実際は心配する必要ないほど、席は埋まっていたと思う。)

(上記に書いた)私の心境もあって、私は初めて、不安を胸にライブを見始めた。



会場が暗くなる。
音が流れ始めた。

ライブが始まった。


暗転した会場の中、メンバーがひとりずつ、スポットライトを浴びながら、ダンスを披露して登場してくる。

その動きのひとつひとつで、私の中の不安が興奮へと上書きされていった。



一曲目、「Color」


一言で言うと、殴られた。
バチーンと、東京国際フォーラムの大きな会場に轟く程の、殴打。

目が覚めた。
同時に、涙が止まらなかった。

正直、予想した通りのセトリだ。
一曲目は、デビュー曲を歌う。
わかってた。

わかっていたからこそ、
私は彼女たちに殴られた。

‪i☆Ris‬が、どんな思いで「Color」にしたかは私には測りきれない。
最初にデビュー曲歌うなんてエモいじゃん。みたいな、軽いノリで決まったのかもしれない。
でも、それでも、やはりここでの一曲目には、重みが生じる。
その重みを、私は肌で感じた気がした。

そこからは、所謂、"エモ曲"のパートだった。
武道館に立った時に作られた曲。
5人になって、改めた自己紹介を兼ねて作られた曲。
それぞれに歴史を感じた。
思いを考えた。


そこからは、もう、怒涛のパフォーマンスの嵐である。


「上手くなった」って言える程知見がある訳ではないんだけど、それでも「前よりすごい」と漠然と思うくらい、段違いだった。


元々、メンバーの歌唱力には定評のあったけど、以前は個々の癖が目立っていた印象だった。
(決して悪い意味ではなく)
私は個々の個性が好きで、その個人個人の癖を包括する全員のパフォーマンスの高さが好きだったので、それはそれで楽しかった。

でも、今回のライブは、瞬きしてたら誰が歌っているのか、踊っているのか分からないくらい、全員のパフォーマンスが均されていた気がした。

個性を失った訳じゃなくて、個性を取り入れてる、という感じ。

i☆Risならでは、ではなく、i☆Risだからこそ。そういう表現が似合うパフォーマンスで、ライブだった。


今までi☆Risがi☆Risとして背負ってきたもの、積み上げてきたものを、歌とダンスという形で見せてくれた気がした。

私がi☆Risを推して、その事実が実体化したみたいな感覚がした。

私が応援してきた理由みたいな、そこが好きだなって思ってたことが、全部パフォーマンスに現れて、見えた気がした。

i☆Risの一番の魅力は、常に前進で全力のi☆Risのパフォーマンスと、努力の形だと、再認識したライブだった。


個人に少しだけ焦点を当てた話

全員が全員の動きを終えているわけでも、大した事が言えるほどの知見があるわけでもないのだけれど、今回のライブで個人へ思ったことを少しだけ。

山北早紀さん

これを言っていいのか、とは少し悩んだが、どうしても言いたい。
私が今回のライブで一番印象に残ったのは、さきさまだ。

それは、歌でもパフォーマンスでもなく、後半のMC中にずっと座り込んでる姿だった。

私は、あの姿が目に焼き付いて離れない。

そりゃ、31歳で、あれだけの動きを続けたら誰だってそうなる。
現にそうなっていた。
多分彼女の膝はボロボロだ。矢が何本刺さってても元が取れないくらいボロボロでもおかしくない。


でも、さきさまは「これからも」‪i☆Ris‬を続けると断言してくれた。
ライブを観に来る観客に、パフォーマンスを続けると言ってくれた。
その姿が、一番印象的で、嬉しかった。


茜屋日海夏さん

私は‪i☆Ris‬を応援し始めた時から、茜屋日海夏さんを応援している。
なので、ライブの時のほとんど、彼女のパフォーマンスを中心に見ている。

そんな中で、少し、違和感を感じた。
なんというか、一生懸命さを感じない。
でも、決して手を抜いている訳ではなく。

しばらくライブを見て、肩の力を抜いたのかな、と思った。
個人的な感想だけど、ひみちゃんのパフォーマンスは「負けないぞ」という気合を感じていた。
メンバーのパフォーマンスの高さに引っ張られて、引っ張っていく。そんな感じ。
でも、今回のライブでは、それを以前より感じなかった気がする。
これは、決して勘違いしないで欲しいが、悪い意味で言っている訳ではない。

あくまで個人的な感想だが、楽しんでいるのかな、と思った。
パフォーマンスをして、ライブに出ている自分を楽しんでいる感じ。
そんな感じがした。


若井友希さん

私はライブに行く度に、友希ちゃんの事を好きになる。

歌が上手い。
上手すぎる。

本当に、好きだ。

ずっちゃんが卒業して以来、当然、歌う人がいないので、ずっちゃんの歌唱パートが他の人に割り当てられている。
今回のライブでは、プリパラのメドレーがあり、その曲の大半のパートを友希ちゃんが歌っていたと思う。
ドロシーの肩を一番支えられるのはレオナだ、という解釈を私はしている。


ずっちゃんのパートを、友希ちゃんは自分の表現力で歌った。
決して、ずっちゃんに寄せた歌い方をしていなかった様な気がする。
でもそれでいて、どこかずっちゃんを思わせる様な。
あの歌声をどう表現していいのか、私には分からない。


久保田未夢さん

ドライドライと揶揄されるみゆたんだけど、その実、‪i☆Ris‬に影響を一番受けているのはみゆたんなんじゃないかな、と思っている。

歌唱時に、みゆたんは前に歌った人の歌い方に合わせて歌っている気がする。

これは、CDでは思わない。
でも、ライブに行くといつも思う。
だから多分そういうことなんだと、思っている。

みゆたんは格段に歌が上手くなっている。
でも、初期からのみゆたん節はずっと貫き通していて。
‪i☆Ris‬以外に、大きなグループでアイドル活動をしているから、歌う機会が多くて上手くなったのかもしれない。けど、私はみゆたんの影から覗く‪i☆Ris‬の歌い方が好きだ。


芹澤優さん

ありとあらゆる方面での表現力の幅を広げている。
優ちゃんは恐ろしい女で、アイドルとして百点満点を常に叩き出し続けている。
私はそう思っている。

歌も、ダンスも。
でも、優ちゃんの一番の表現は、言葉だと思う。

私は彼女のMCが大好きだ。

‪i☆Ris‬ちゃんは、内面を見せない人が多いと思っている。努力も表には出したがらない人たちだと。
でも、優ちゃんはそこの壁をいつもぶち破ってくれる。
メンバーが言葉にできない事を、口に出して、催促してくれる。
それを、メンバーの中で一番尖っていたと揶揄される、優ちゃんがやっているのが、私は堪らなく胸を打たれるのだ。

優ちゃんが‪i☆Ris‬に居てくれて、本当によかった。



以上が今回のライブで抱いた感想だ。




今回は、声を大にして言わせてくれ。

過去最高に良かったライブだった。



いい経験をありがとう。
これからも、応援していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?