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【お気に入りの美術館】ちょっとアクセスの悪い美術館と博物館

参加させて頂いている「オトナの美術研究会」の月イチお題、4月のお題は「お気に入りの美術館」。居心地のいい好きな美術館はいろいろありますが、今回は自宅近くのちょっとアクセスが悪い、行きつけの美術館と博物館を紹介します。

1.町田市立国際版画美術館

我が家から一駅で行ける一番近い美術館で、大人になって初めて自分の意思で行った思い出深い美術館でもあります。
館名に「版画」とうたっているように、国内外の版画・印刷物を幅広くコレクションしている美術館です。浮世絵のコレクションはなかなかだと思います。
現在閉館中の町田市立博物館からの作品も所蔵しているようです。

JR・小田急の町田駅からは徒歩で15分くらい。芹ケ谷公園の中にあります。「芹ケ谷」というくらいですから谷にある公園なので、駅からは画像の急坂を下るか、芹ケ谷公園に入って階段を降ります。なので帰り道はこの急坂か公園内の階段を登らなきゃ行けないわけで、はっきり言ってアクセスはよくありません。(展示を観て駅まで往復すると結構疲れます。)土日祝日にはシニアの方向けにJR町田駅近くからシャトルバスも運行していますが、本数は少ないです。

画面上側がJR町田駅北口方面
駅からはこの急坂を下ります。
横断歩道を左に曲がると到着
美術館の全景。一番奥が入口。
エントランスホール
画面左側がショップ、右側奥に喫茶室と
版画工房・アトリエがあります。
解放感がある吹き抜け
展示室は2階部分

企画展+コレクションのミニ企画展を年4回開催。また毎年年末~翌年2月中旬まで新収蔵作品展が開催されていて、なかなか見応えがあるのに無料です。太っ腹!

新収蔵作品より
大津絵(岸田劉生作)
和田誠のエッチング作品
今年の推しらしい黒崎彰の木版画
ミニ企画展のフライヤー作品
現在開催中の企画展
見応えがありました
階段横にさりげなく鯨

企画展料金は900円。HPに100円引きのwebクーポンがあります。
新緑の芹ケ谷公園でのお散歩ついでに訪れてみてはいかがでしょう。

2.相模原市立博物館

2つ目は私の住んでいる相模原市の博物館です。
(なにせ相模原市には美術館がないので)
ここもアクセスはよくありません。
一番近いJR淵野辺駅から徒歩20分。もうちょっと歩くかもしれません。
しかし常設展・企画展は無料、併設のプラネタリウムは500円で観覧できます。
JAXA相模原キャンパスの近くなので、衛星や探査船の模型も展示されています。2010年の「はやぶさ」帰還の時は大騒ぎでした。

https://sagamiharacitymuseum.jp/

相模原市立博物館は、 神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
相模原市立博物館HPより
博物館全景 HPより
向かい側にJAXA相模原キャンパスがあります
入口近くの展示
どこかに行ってしまった
火星探査船のぞみの模型

相模原市は、相模川沿いから旧石器時代〜縄文時代の遺跡が多く発掘されて、土器や土偶が数多く出土しています。土偶好きさんはこれを見るだけでも来る価値有りだと思います。

発掘された縄文土器
土偶が取り付けてある土器
お顔が可愛い!
色々な土偶が見られます。
今年の企画展
県立歴史博物館からの巡回展示
もちろん無料で見学できました
フライヤーの土偶
体が筒形になってます
両面に顔がある土偶
座間市で発掘
上の反対側のお顔


常設展は、昔は養蚕が盛んだったころ暮らしの展示もされています。

家が館内に移築されています
養蚕図絵
養蚕の道具や養蚕信仰の品々

地味な博物館ですが、地域に密着した展示が面白いです。
次回は久しぶりにプラネタリウムをのぞいてこようと思います。