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マスクは文化の違いだった。【 #DMM英会話日記 】

今日は、昨日と同じ南米放浪中のアメリカ人の先生に、日本のコロナウィルス騒動について書いた日記を添削してもらった。

「coronavirus(コロナウィルス)は、カテゴリ名だから、new coronavirus か、COVID19のほうがいい」と彼は修正する。

「詳しいね!」と言うと、「毎日日本人と韓国人と話しているからね。みんなすごく心配していてその話題ばかりだよ」

「そうそう、ちょっとパニックみたいになってる。本当は元気な若者ならそれほど心配いらないのに」と言うと、彼は「It is!」と激しく同意。

「でもヨーロッパやアメリカの人が大騒ぎするのはちょっと不思議だよね。だってそんなに患者も出てないじゃない」というと、「え、別に大騒ぎしてないと思うよ」とのこと。

「今はウルグアイにいて、ヨーロッパやアメリカの状況を正確にはわからないけれど、個人的な意見としては欧米諸国はアジアほど騒いでない。ウルグアイでは誰ひとりとしてそんな話をしていない。Nobudy cares! 」
「そうなの? ヨーロッパは昔ペストで3割くらいの人が死んだ悲しい歴史があるから感染症にトラウマがあるのかと思った。」
「600年も前の話だよ。誰もそんなこと覚えてないって。」
「でも、私の友人や知人はしばらく欧米には旅行できないなーって言っているよ、アジア人と見ればコロナ…みたいになっているって聞くし、実際に迫害を受けたという報道もある。」

彼は大きくため息をついて、「昨日僕はコンピュータが嫌いだって話したの覚えている? 」と言い、
”I also have a strong dislike for the media. The media promotes fear." (僕はメディアも大嫌いなんだ。だってメディアは恐怖を煽るからね)と続けた。

「たとえばアジア人がヨーロッパやアメリカで嫌な目にあったとする。でもそれはほんの一部だ。地球には70億人もいて、そのうちのたった数人に起きた悪いことだけをことさらに大きく伝えるんだよ」

”The media shows you the one bad thing that happened in the world that day. ”

じゃあアメリカやヨーロッパではそれほどアジア人は迫害されそうもないってこと? と聞くと「もちろん!」といい、ただ……と付け加えた。

"In general, people in Western countries (US and Europe) respond in a very different way to illness than people in Asian countries." (一般的に、欧米とアジアの国々では病気のときの対応が違う。)

欧米ではまずマスクをしない。すなわちマスクをしているだけで、ウイルス感染者に見えてしまう。それはあまり得策ではない、と彼は言う。

「もし君がマスクをして欧米諸国をいま歩いたら、あるいはちょっと警戒されるかもしれない。それは文化の違いなんだ」

と彼は言う。さらに、欧米では「マスクはウィルスに関してはほぼ何の意味もない」と考えられていると続けた。
「アジアではマスクって一種のマナーだからね」
「うん、それも文化の違いだね。こちらの科学者たちはマスクは意味がないってずっと言っている」

そういえば、この騒動があるずっと前に、一人でヨーロッパを旅していて咳が止まらなくなりエチケットとしてマスクをして歩いたら(向こうではまず買えないからいつも日本から持っていく)、すごく変な目で見られたことを思い出す。要するに不審者になってしまうのかもしれない。

We aren't usually frightened or scared of things we can't see, like a microscopic virus. But, we are disturbed by things we can see, like people wearing facemasks.(ウイルスみたいに目に見えないものを普通、人は恐れない。でもマスクは目に見えるだろう。だから心配するんだ。)

「欧米にいったらマスクをしなきゃいいんだ。マスクさえしていなければノープロブロムだ。」

<今日の学び>
The media promotes fear. メディアは恐怖を煽る。

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