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1人で公園に行ったはなし

今日は、小学生の子どもと、これから出張というやや疲れた表情の主人を見送った後、近くのわりと広いジョギングコースのある公園に自転車で向かった。まさしくジョギングするためだ。
(最近退職したため、現在次の仕事への準備期間としている 7割言い訳)

『行動!行動!』

これが最近のわたしのモットー。
かつてはやりたい事・なりたい自分、イメージだけ膨ませるのが常習手口の私だったが、ここ最近は自分に問いかけ問い詰める。
『それでいいのか!今やらなきゃいつやる!』
スポ根精神は人並みより少し多めに持ち合わせているつもりなので、そこを徹底的につつきながら奮いたたせる。

いざ、公園へ!

まず、行ってすぐにお年寄り率が高いことを再認識させられた。
平日の朝から運動にいそしむなんて、時間に余裕のあるご年配の方がメインになるだろう。
うん、わかっていたこと。
だから、浮こうが恥じらいがあろうがやるのじゃ!

結果、行ってよかった!

1周550mコースをひたすら回ろう。
そう心に決め、スタートさせたのはいいが、走り始めてすぐにお腹がグゥグゥポチャポチャ鳴りだした。
たまに走るとなる現象であまり気にはしてなかったのだが、さすがに今日のは音が大きい。すれ違うおじさまたちに心配はかけられない。
『あの子の腹から奇妙な音がしておる』
なんて思われたら、一瞬で退散レベルだ。
だから、、
歩くことにした。。
残念ながらプライドはありさんレベルの小さな点なもんで、臨機応変に変更可能である。

ひたすら歩く。
両手を少し大きく振ったり、お尻にプリっと力をいれたり。
じんわり汗をかいてきた。
木々の木漏れ日に目を細めたりして(ドラマか)、心地よくていい時間だった。

すれ違うお年寄りとの交流もほどよくできればと思っていた矢先、
「おはようございます」
スポーツウェアを着込んだ70代らしき男性に声をかけていただいた。
私は歩いている、男性は体操をしている。
交わす言葉はそれだけだったが、とても爽やかなあいさつで、こういうの求めてた感にとめどなくおそわれる。
ほかの方からも声をかけられた。
「若いのにえらいねぇ。がんばって」

『ありがとう!おじさま・おばさま!私、がんばれます!』

帰路につく

かれこれ30分だろうか。
鼻先にふつふつと汗が出て、手の指先もカイロみたいに温かい。
これで充分だ、満足した。
この満足感で1日がんばれることを確信して、帰路についた。

帰りに地元の総氏神さまを祀っている神社に寄った。
理由は、下の息子がその神社について学校の授業参観で発表する資料集めのためだ。
巫女さんにとても親切に対応していただき、パワースポットで神々しい力を得たかのような錯覚に陥りながら、我が家に向かった。

なんでもない時間だけど、こうして振り返ると、その瞬間瞬間にいろいろな思いをのせている自分に気付けた。
充分な実りの時間。
これぞ充実!



読んでいただきありがとうございます
 何気ない日常の、たわいない時間の、そんな優しさを綴っていきたいです


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