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アイデンティティの再確認と25周年の同期会:ほっこりする出来事

こんにちは!CollaboGateの内田です。私はIoTセキュリティインフラのスタートアップでGTMとCorporateを担当しています。

最近、25周年を迎えた社会人生活の記念すべき同期会に参加しました。その素晴らしい体験から、みんなへの感謝の気持ちと、最近私が抱えていた思いがみんなのおかげで整理されたことを感じました。これを記事にまとめてみたいと思います。


アイデンティティ

人々には、過去と未来の間にある「今」が存在します。現代社会は不確実性に満ちており、過去は過ぎ去り、未来はまだ訪れていないため、私たちは未知の領域に立ち向かうことになります。この状況から、マインドフルネス(心を今に集中させること)が重要視されています。しかし、同時に、「自分は一体誰なのか」というアイデンティティの確認もまた重要なスキルであると言えます。

1998年入社だったので、「25周年の同期会」に参加してみて、同期の皆と過ごした数時間の中で、それぞれが成長し、変わらない部分もあること、新しい状況でもお互いを理解し支え合えることを再確認できました。その時間のなかで、私はアイデンティティのミッシングピースを探すことができたようで、本当に素晴らしい体験でした。みんな、ありがとう💓

一通のメール

11月のある日、私のプライベートメールアドレスにAちゃんからメールが届きました。Aちゃんは、その会社で長く働き続け、活躍している、とても聡明な女性です。20代の頃、一緒に遊んだ仲間でした。最後に会ったのは10年以上前。彼女からの一文、「同期会をするから来ない?」を見た瞬間、私は興奮しました。

Aちゃんの短くて端的なメッセージの中にも、同期の多くが関わり、会社に残っているメンバーを中心に組織されているこの会の進行具合を感じ取ることができました。その文面からは彼女の活動的な姿勢やみんなの熱意が伝わってきました。

ワクワク感と最高の時間

「もちろん行きます!」とAちゃんに返事を送ると、その後、時々Aちゃんから確認や進捗報告のメールが届くようになりました。彼女のメールには相変わらず、端的で賢明な彼女らしい雰囲気があり、それを感じるたびに嬉しくなりました。彼女からのメールを受ける度に、同期たちとの思い出が蘇り、現状に思いを馳せました。

Aちゃんからのメールを通じて、この会に対する皆の期待と楽しみの気持ちが伝わってきました。開催直前の連絡では、20名以上の参加が報告されました💓💓💓 160名の同期の中で、おそらく営業系や管理部門系のメンバーが20名も参加するという素晴らしい出席率です!やはり、みんな同じく楽しみにしていたんですね。あっというまに当日を迎えました。(Aちゃんや幹事の皆さん、本当にありがとう!)

2023年を生きる98ersにほっこり

Aちゃんとの再会を喜びながら、当日は軽くお茶を楽しんだ後、会場に入りました。25年も経っていると、名前を忘れられているのではないかと若干不安になりましたが、お店に入るとそこには懐かしい顔ぶれが…。

そして、驚いたことに、座席決めは合コン形式。くじを引くところから、席替えまで完璧に計画されていました。若い頃に合コンを重ねたであろう彼らのホスピタリティに笑顔が溢れました。私たちの間にロマンスを育む必要は基本的にありませんが、たくさんの同期と交流するベストな方法が「合コン方式」なのだと感じました。そして、少しだけですが、若い頃のノスタルジーを感じさせてくれる瞬間でもありました。

次第に同期たちが集まってきましたが、名前の不安は、新入社員時代の社内報を持ってきてくれたメンバーがいて、一気に吹き飛びました!話をする中で、部署名を聞けば、思い出すことができました。

同じ会社で働き続けている人、転職して新たなキャリアを築いている人、海外生活を経験した人に、家庭を持ち子育てに奮闘している人、そして案外近くに住んでいることに驚いた人まで…。彼らは、1998年のバブルの残り香が漂う時代から、平成不況を生き抜き、不確実性に満ちた2023年まで、それぞれの歩みを自らの道で築き上げてきた猛者たちです。皆、それぞれ立場は違うし、それぞれいろいろなことがあったに違いない。大変だったことなど話さずに、笑って近況を語れる姿は、単純にかっこいいし、尊敬の念が湧いてきました。

自律・成長・尊重

ほっこりと楽しい時間を過ごした帰り道、落とし物を拾ったような気がしました。同期たちとの時間を共有する中で、私のキャリアがここから始まり、仕事や人間関係の基礎的な経験をこのメンバーで積み重ねてきたことが、紛れもない事実として浮かび上がりました。

起業の世界に身を置くと、一般的なサラリーマンとは異なるマインドを持ちがちですが、25年経ってもそれぞれが自分の道を着実に歩み続ける同期たちを見て、私のアイデンティティの一部がここにあると確信しました。自律、成長、尊重がそこには存在していたのです。

アイデンティティは過去に存在する

未来への意欲は重要ですが、自分のアイデンティティは過去にも存在しています。現在とは、過去に築き上げてきたフレームを意識し、時に変容しながら、意志をもって未来へ歩むプロセスであるといえると思います。過去は、時にエンジンとなり、ときに恥ずかしかったり、あるいは足枷のように感じてしまうものですが、それでも、もし現在と未来しかなければ、私たちは薄っぺらな存在になってしまうでしょう。

生きている中で生じる多くの誤解や誤った方向への進み方は、過去に培われた視点の違いから生じますが、相手の過去が作り出した視点を理解し尊重することで、素晴らしい時間が生まれるでしょう。
同期の歩みや成長を喜び合えたように、さまざまな形で関わる人たちにも興味を持ち、その考えを理解できたら、、もっと素敵な時間が増えるだろうとおもいました。

同期会から得た教訓の一つは、そんなことだと感じます。

最後になりますが、これから先の25年も、皆がそれぞれの世界で歩みを進められるよう、みんなの健康を祈りつつ、この投稿を終わりたいと思います。



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