物心ついた時からの、私の習慣

人それぞれに
習慣ってありますよね。

野性のように
生きる私にも
1つだけ、習慣があります。

たぶん、同じことされている人は
少ないんじゃないかな?

私の習慣は
お墓を見たら
必ず『安らかに眠ってください』と
心の中で
お祈りをすること。

物心ついた頃から
ずっとしています。

車や電車、バス、徒歩
偶然通りがかったお墓に
お祈りします。

夢中で話していて
後から気づき
遅れてしまった〜という時も
その時に、すぐにお祈りします。

ちなみに無宗教です。

小さい頃、怖がりで
オバケを本当に信じていた私。

今でも思い出すのは
幼稚園の前に通っていた幼児クラブで
夏のある日、手作りオバケ屋敷を
私達を楽しませようと
先生が作ってくれた時のこと。

児童館内の幼児クラブには
通路側の壁の下は
スライドして開くようになっていた。

お友達と並んで待ち
いざ、手作りオバケ屋敷に入る時
そのスライドを開けて
ひざまづいて入るのだけど
開けた瞬間
真っ黒な暗幕で
真っ暗になっているのを見ただけで
パニック💦

しかし、私は弱さを出せない性格だったのと
我慢強いのが美徳と思い
『大丈夫、なんとかなる』と
頑張って落ち着こうとした。

冷静にひざまづき
上半身を闇に入れた瞬間だった。

『もう限界〜!』

と心の中で叫んだ。

声に出したら
弱虫になると必死でこらえる私。

そして、この状況を打破することを
瞬時に考えた。

たまたま怪我して
かさぶたになっていたところが
パニックで引っ掛けて
流血していることに気づき

コレだ!

と幼いながら考えた。

流血に驚くことはなかったけど
4歳にして
恥ずかしい、コワイ、どうにかしなきゃという
色々なことが頭を巡り
最終的に

『先生、怪我したところが痛いです。』

先生も驚き
私は保健室へ。

4歳ながら、なんとか
弱虫と周りから思われず
さらに、行きたくないオバケ屋敷に
入ることなく終わった。

ということで
私はずっと、お墓を見ると
オバケついて来ないで〜という思いで
小さい頃からお祈りをしてきました。

今は歳を重ねて
だいぶオトナになり
以前ほどオバケは怖くなくなったけど
本当の意味で、安らかに眠って欲しいと
お墓を見るたびに
誰かは知らない方ですが
お祈りしています。

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