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ミドル・シニアのキャリア創造の鍵『アンラーン』とは何か?~東京大学 柳川先生とのインタビュー対談から考える

岡田美紀子

私のパラレルキャリア志事「ファンリーシュ」の活動の一環で、2022年4月13日、ファンリーシュ主催セミナー「ミドルから変革が始まる!―自ら活躍の場を創造するミドル世代を増やす―」にて、『Unlearn(アンラーン 人生100年時代の新しい「学び」』著者である東京⼤学⼤学院経済学研究科・経済学部教授 柳川範之先生と、インタビュー対談する機会があった。
(余談だが、柳川先生は経済学専門ながらも、以前から『40歳からの会社に頼らない働き方』など、キャリア論にも広く提言されており、このインタビューの機会は、私が一番ワクワクする時間だったことは間違いない)

ミドル・シニア世代が長期にわたり活躍し続けるために、なぜ「アンラーン」が鍵となるのか、インタビュー対談から振り返ってみたい。

「アンラーン」とは、いままでの環境に適応してパターン化された思考や行動のクセを解放すること

『Unlearn(アンラーン 人生100年時代の新しい「学び」』から


【柳川先生インタビューからの学び1】「学びの質を高める」順番は、知識のインプットからではない。インプットの前にスペースを作る「アンラーン」から始める。

本当の「学び」とは、やみくもに知識や情報を詰め込むのではなく、目的をもって「自分の未来の可能性を広げるために必要なインプットをする」こと。
インプットするためには、先に自分の中にスペースが必要。
スペースを作るためにアンラーン(思考のクセを解放する)が効果的である。

【柳川先生インタビューからの学び2】ミドル・シニア層が長年培ってきた社内スキルは社外では通用しない、というのは間違った認識である。

今まで一社だけでキャリアを積んできたミドル・シニア層は「自分の社内スキル・社内人脈が武器となって昇進昇格ができてきた」成功体験を持っているがゆえに「自分のスキル経験は社内でしか通用しないのではないか」と不安になり、社外や社会に視点を向けにくい。
しかし、この発想が間違いである。どんな人のどんな経験であれ、長年働いてきた経験は武器にならないはずはない。
しかし、社内スキルはそのままは使えない。社内文化、社内で通用する言葉だったら、言葉を翻訳、スキルや知見を他の場所で通用するようなステップ(学び)を経て、初めて、社外で通用する個人スキルとなる。

【柳川先生インタビューからの学び3】自分の社内スキル・経験・知見(個別)を、社外や社会でで通用する個人スキルに転換するステップは、一般化、抽象化、汎用化、すること。

一般化、抽象化、汎用化、意味づけ、するために役立つのが、学問やリスキリング(※)である。学問(経営学・経済学など)の理論を活用することで、自分の社内スキル・経験・知見(個別)を、翻訳することができる。
※リスキリングについてはこちらのnoteをご覧ください。
社会経験を積んだミドル・シニア層の人だからこそ、自身の経験を抽象化して言葉で整理し、他のシーンに応用して語り、周りの人にアドバイスする、といったことが可能になる。

4月13日ファンリーシュイベントの内容は、イベントレポート報告note「活躍の場は自分で創れる!ミドル層が定年後も活躍し続けるために、個人と企業ができること」でご覧いただけます!

柳川先生監修、ミドル・シニアの未来のキャリア創造支援プログラム ファンリーシュIX (Individual Transformation)プログラムについては、こちらから詳細をご覧いただけます。




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