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久々のキュン♡

本屋さんでたまたま手にとった本。Twitterをすごく活用しているわけでもないし、猫好きというわけでもない。題名とシックな表紙に惹かれた。

帯に書かれていた“Twitterで大人気のイラストから生まれた物語“という文から勝手に、ケータイ小説みたいなのを想像していた。気軽に読もう、そんな気持ちで読み始めた私は、その後しまったと思うことになる。

(星読みって、なにこれ難しい…)読み進めていくうちに思ったこと。占星術は、全く知らない。ホロスコープ?出生図…?ハウス? 知らない世界に足を踏み入れた気分。猫たちが言っていることは、全く無視もできないことだった。きっと一人一人生まれた時から、その人が持っている特性や性質があるのだろう。占星術をうまく取り入れたら、自分ももっと生きやすくなるのだろうか。もっと輝けるのだろうか?

怖いもの知らずだった高校、大学時代。若さを売りに貪欲にチャレンジできた20代。人生の伴侶を得たものの自分が想像していた大人像とは違った30代。40代がすぐそこまで近づいてきて、自分を見つめ直したいと思っていたちょうどその時に出会ったようだ。この本と!!私は本との出会いは、突然の恋のように思う。出会うべき時に出会ってしまうもの。

「占星術に限らず、立ち止まってしまった時は、まず自分を知ることが大事ね。」ペルシャの言葉は私の心に響く。そうか、今さら自分のことって思うけれど、まだまだ私は私自身を知らないのかもしれない。現に自分のホロスコープだって知らないのだ。

明里ちゃんが次郎に告白をするシーンが好きだ。次郎の驚いた顔、赤い顔、二人の恋の行方、幸せになってほしいと自分の中の優しい気持ちでいっぱいになる。漫画や映像ではなく、小説を読んでキュンとしたのは久々だ。

ケータイ小説かと気軽に読み始めたストーリーは、私にとってときめく要素がありすぎた。まだまだ自分を好きになれるかもしれない。

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