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『セレッソという共通の価値観』 秘伝のからあげ「鶴心」×セレッソサポーター「うっちぃ」対談

セレッソサポーターのうっちぃです。
今回はセレッソのスタジアムグルメで有名な「秘伝のからあげ鶴心」さんの親方と対談させて頂きました。

最初は新メニューとか新ソースの開発っぷり凄すぎについてとか、コロナによるJリーグ中断についてとかお話聞こうと思ったんですけど最終的に鶴心さんのセレサポ大好きトークになってしまいましたw

セレッソサポーターの方や鶴心さんのファンの方。
あとはセレッソに関連するお店さんなんかも参考になるお話になったと思います。

そもそもぼくが鶴心さんの近くの歯医者さんに通ってまして、その帰りによくお店に伺ってたんですよ。
こうやって対談の機会をいただける機会までできてご縁ってありがたいなとか思います。

セレサポに大ブレイク「鶴心鍋」の話

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うっちぃ「早速お話お伺いするんですけど、からあげの話の前に今お店で出している「鶴心鍋」のブレイクっぷりはんぱなくないです?
この前も夜の予約満席って言ってはりましたよね。
シーズンオフ中も含めて試合がない日が続いてますけど、やっぱりセレッソサポーターの予約が多いんですかね?」

鶴心「昨年の12月から鍋の予約は本当に多くて3月の現在でも週末や祭日は満席かそれに近いぐらいご予約いただいてます。
鍋の予約は100%セレッソサポーターさんですね。
皆さんSNSに動画や写真をUPしてくださるのはありがたいですね」

うっちぃ「他チームのサポーターの方のことは詳しくないですけど、少なくともセレサポはスタグルとかセレッソ応援店舗に行ったらツイッターとかに写真とか動画載せて紹介する流れができてますもんね。
みんなも食べてくれよー的な」

鶴心「この冬で2回3回の鍋宴会をしていただいてる方もいますし、鍋宴会多い方は7回来ていただいてます。」

うっちぃ「7回!(笑)」

鶴心「また、通常選手が行った店にサポーターさんが行くっていうパターンはあると思いますが、うちではサポーターさんのSNSを見て選手や選手の家族がご予約いただくなどの言わば逆転現象も起こってます。」

うっちぃ「セレサポツイッタラー勢!大変や!選手や家族に見られてるで!(笑)」

鶴心「そしてまたそれを見たその選手のファンの方が来店いただくという流れもあります。

何よりもサポーターさんて色々な繋がりを持ってて、色々なグループや仲間との関わりで複数回の宴会をして頂いてる方も多いです。」

うっちぃ「確かにサポーターって応援グループ持ってる人もいれば、グループ名は無いけど仲良かったり行動が似ててグループ化してる人とかいますよね。
ぼくもこっちのグループの集まりに参加したり、あっちのグループの集まりに参加したりとかしてます。
交流することで応援観が広がるし、何よりセレッソっていう共通の話題があったら初対面でもめっちゃくちゃ盛り上がるんですよね。
とにかく楽しいんですよ。」

コロナの影響によるJリーグ延期の話

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鶴心「お店としては、私個人的には仕込みや事務処理などの雑用含め徹底的に営業時間外に終わらせたり処理して、営業時間中はご予約やご来店頂いたお客様とたくさんお話しすることに集中して少しでも手が空けばお客様のところへ行き一緒に笑い合える時間を大切にしてます」

うっちぃ「スタジアムではお話できないけどお店に行ったら鶴心さんと沢山お話できますし、それを楽しみにしてるサポーターも多いと思います」

鶴心「実際鶴心あびこ店はコロナの影響で本来なら大打撃を受け意気消沈してるところですがセレッソサポーターさんのおかげで毎日楽しく過ごさせて頂いてます。」

うっちぃ「いやでもJリーグ延期で影響を受けるのってチームだけじゃなくてスタジアムに携わる人全員ですよね。
鶴心さんも相当影響大きいと思ってて、たぶんそれをみんな感じててセレサポみんなが鶴心さんを応援したいって気持ちもあってお店に駆けつけているのかなって感じします。

さっきの話に戻りますけど選手やそのご家族がサポーターのSNSを見て予約するってなかなかの話じゃないですか。
鶴心さんというお店を経由してサポーターと選手と、あとセレッソのスタッフさんもお店に来てますしセレッソに絡む人みんなの縁つなぎの場になってるなって感じしますよね。

まじでコロナに負けてたまるかって感じしますし、試合がなくてもセレッソに関わる人みんなの熱意みたいなの感じますよーほんまに。」

スタグルの鶴心からあげの話

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うっちぃ「次はからあげの話をしたいんですけど、ぼくが鶴心さんとお話ししはじめたのって2013年のACL行った年だったと思うんです。
あの頃からソース選べるからあげだったと思うんですけど、そもそもソース選べるスタイルにした理由とかってありますか?
出店当初からそういうスタイルだったんですか?」

鶴心「最初は味のバリエーションからスタートしたんですがお客様の好みを聞いてるうちにドンドン増えていった感じです、最初は3種類だったとおもいます。
塩こしょう、タルタル、おろし油淋」

うっちぃ「オリジナル3のソースがそれなんですね」

鶴心「セレッソ=ピンク→セレソース(明太マヨ)って最初私どもが始めたんだと思うんですが、最初にセレソース=明太マヨって浮かんだ時はこれは行けると思いました!
今でもその時の状況は覚えてます」

うっちぃ「この前出たヤマザキパンのJリーグランチパックでもセレッソは明太マヨでしたもんね。
セレッソのイメージとして扱ってくれてて嬉しいですね。

セレソースは見た目がピンクでセレッソを応援してたら食べたくなるし、相手サポーターもセレッソを喰う!みたいな感じで頼みたくなるなって思います。
そもそもから揚げに明太マヨがあんなに合うとはーって感じでした」

鶴心「最初、誰も鶴心には見向きもしてくれずこのままではダメだと思い、ソースを増やす、出来たてに拘る、対戦相手に合わせたソースの開発をしたり南津守の練習場に通ってサポーターさんて何を見て何を感じに来てるのか勉強しに行きました。

※南津守=以前のセレッソの練習場。現在は舞洲が練習場。当時は南津守(ミナミツモリ)に行く=「ツモる」って呼んでいた。

うっちぃ「なんと南津守に通うところまで!(笑)
サポーターの行動を真似たり知ろうとすることでサポーターの考えとか好みが分かるようになったってことですかね。
いやそこまでしてるお店無いですよー。
そもそも発想がすごい(笑)」

鶴心さんに人気がでたのは何かきっかけがあったわけではなく~の話

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うっちぃ「そこまで上手くいかなかったのに今は物凄い人気ですよね。
もちろん急に人気が出たわけじゃ無いんでしょうけど、そのきっかけとかってあったんですか?」

鶴心「これがきっかけとなった!というような決定的なものは無いのですが、出店の度に常連さんが1人増え、2人増えと案外地道な感じでした!
それがセレッソのロンドンオリンピック組の人気やセレ女ブームなどに乗っかりながら増えていったようです。
その途中で色んなソースを考えたり、たくさんのサポーターさんの出会いがありました。」

うっちぃ「先ほどのお話に戻りますけど南津守に行くぐらいサポーターの事を知ろうとした結果と、セレッソというチーム自体の流れに継続して乗ってきたって感じしますね。」

鶴心「やはり例え外の商売とはいえ、お客様に少しでも美味しいものを食べてもらいたいと思って仕事してたのと、常連さんが増えてくると具体的にお客様の顔が浮かび、あの人に美味しいと言ってほしい、喜んでもらいたいとなるんですね。」

うっちぃ「なるほど、何かきっかけとか特効薬があった感じではなくて縁を大事にしてきてその積み重ねが今につながってるって感じですね。
その縁を繋いでるのが鶴心さんのお客さんに喜んでもらいたいって気持ち自体なのかなと感じます。」

鶴心さんのSNSの話

うっちぃ「縁を繋ぐという意味では鶴心さんってTwitterとかSNSの使い方がすごく上手いと思うんですよ。
別に写真アップしてくださいとかお願いしてるわけでもなくてみんな写真アップしまくってくれてるの凄いなあと思います。
ツイートとかで心がけていることというか、こだわりみたいなのってあったりしますか?」

鶴心「ツイートはうっちいさんに教えていただいた通り常にポジティブな投稿を心がけてます。」
そして見てくれる方にセレッソが好きです、サッカー好きです、スポーツ好きです、からあげ好きです、らーめん好きです、がどうか伝わりますようにと思って投稿してます(笑)」

うっちぃ「あれ何年前でしたっけ(笑)
うっちぃさんTwitterのやり方教えてくださいって言われて語り出したら鶴心さんが手帳取り出してメモりはじめたの(笑)」

鶴心「2017年の夏でした(笑)」

うっちぃ「おー3年ぐらい前。

その時の細かい話は忘れたんですけど、とにかくツイートって想いが載るからからあげに対する想いをそのまま書いたり、見てくれる人が喜んでもらえることを思った通りに書けばいいとかそんな話したと思うんです。
結局は何を語るかよりも誰が語るかなので、自分の思いを毎日ツイートしたらみんな興味持ってくれますよ的な話したと思います。

その辺のやり方は今も昔も変わってないですね。
同じ文章でも興味が無いと思って書いたら気持ちの乗ってない文面になるし、「好き」って気持ちを持って書くと「お前あほやなあ」でも温かく感じる。

これは実は小論文の技術を応用してるんですけど、その辺の話はまあまた今度(笑)

たぶんあのときって鶴心さんのフォロワーもまだ3桁で、そもそもあんまりつぶやいてなかったんですよね。
「とりあえず1ヶ月毎日つぶやいてください。そうしたら自分が書きたいこととか、自分にとって書きやすいことが分かるようになります。」って話をして、親方ちゃんと30日つぶやいてくださったんですよ。
厳密に言うと30日じゃなくてそれから毎日だから2年以上継続してくださってるってことですよね。

その継続性の高さって、新ソースを毎回欠かさず作る根気とかサービス精神みたいなのにも繋がってる感じします。
繰り返すってほんとに大事やと思いますし。」

最後に。鶴心の親方からお客様へのメッセージ

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うっちぃ「お話も長くなってきたんでそろそろ対談も終ろうかと思うんですけど、最後にお客様に伝えたいことって何かありますか?」

鶴心「本当に毎日楽しく過ごせてるのもお店に来てくれたりスタジアムの鶴心に来てくださるセレッソサポーターさんのお陰です。

お客様との間にセレッソという共通の価値観があるだけでより一層良い商品とサービスを提供しよう!っていう強い原動力になってます」

うっちぃ「セレッソという共通の価値観ってのんほんまによく分かりますわー」

鶴心「それも含めて鶴心であり私個人もお客様であるサポーターさんに生かせていただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです!
もしもまた生まれ変わってもセレッソと出会った日からもう一度始めたいですね。」

うっちぃ「選手の引退セレモニーで言う言葉みたいになってもうてますやん(笑)」

鶴心「あとこれは僕の勝手な経験から来る想いですがセレッソサポーターさんは頑張ってる選手や人やグループやスタッフやお店やセレッソ関わるものを素直に応援してくださる日本一のサポーターさんたちだと思います。」

うっちぃ「確かにセレッソのサポーターっていろんなものをがんがん宣伝しまくるし、スタグルにしてもセレッソ応援店舗にしてもSNSで宣伝しまくるじゃないですか。
サポーターがサポートするのって選手だけじゃなくて、鶴心さんのようなお店だったりスポンサーさんだったりほんとに色々だと思います。

サポーターは応援が体に馴染みきってるって感じしますし、この文化をもっと広げていったらセレッソを経由して社会がもっと豊かになる気がしますね。

今日は長くお話聞かせていただいてありがとうございました。
鶴心さんのことを知ることができる対談できてほんとに良かったです」


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