認知症、デイに行く

第1回、デイサービス体験。

わたしと母は、マルシェ出店と重なり、見送りできず。
というより、マルシェに連れて行けないので、この日を体験にあてた説も。

ちゃんと送迎してもらい、無事行ってきたみたい。

「秋雄さん、今日はどこ行ってきたの」

「仕事!」

いや、仕事ではない。

「で、どこ行ってきたの?」

豚小屋と返ってくるぞーー、と期待していたら、

「。。。。。。なんか白い建物だったな」

なんだ、豚小屋じゃないんだ。。。

晩酌してほろ酔いだったわたしは、そのまま会話を続ける。

「秋雄さん、どこの小学校行ってたの?」
「高萩小学校!!!」

うわ、即答でびびったーー。昔のことは覚えているってよく聞くけど、こういうことか。。。

「中学校は?」
「高萩中学校!!!!」

うわ、ここも即答。
その後、職業訓練校に行き、、、と話していたが、ほろ酔いであまり覚えてない😅

そして。
「うちは、3人家族だから、、、」と話し始めたので、わたしの幼少期の話しになるのか、と、ちょっとうるっとしたら、

「たかよし兄貴と、いちお兄貴と、、、」

兄弟かい!そっちかい!!

しかも、あなた3人じゃなく、6人兄弟ですから!!

兄弟の名前あげていったら、数が数えられないことがわかった。さらに、他界している兄弟は、秋雄さんの中ではまだ生きていた。一番仲良かった"兄貴"は、昨年亡くなっていたけど、死んだことが認識できていないのかー。
それはそれでありだよなーーー。

ところで、デイサービス。
次の日、担当の方から用事があり、電話がかかってきたのですが。

「ちょっと前のことを忘れてしまうみたいですね」と。

いや、それが認知症だろ。

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