認知症父、釣りに行く

今日は、倶知安駅前でマルシェ。
当日朝まで認知症父も連れて行くつもりだったのですが。。。夫がいたので、父を預けることに。


夕方遅く、夫から「午前中草刈りをして、午後釣りに行きましたー」とのこと。

この前、「好きなことは何か?」を聞いたら、釣りと答えていたので、釣りにいけたらいいなーと思っていたので、ありがたい。

母も、認知症と離れて楽しそう。

帰ってきてからの会話。

わたし「釣り、どうだった?」

認知症父「行ってない」

わたし「いや、行ったでしょ」

認知症父「行ってない」

わたし「いや、行ったから」

認知症父「行ってない!!」

あとから調べたら、

『認知症は否定しない』

、、、介護初心者のわたしは、思いっきり否定してしまいましたーー😭😭😭

質問を変えて、「誰と釣りに行ったの?」と聞いてみたところ、

「昔の職場の人」

夫よ、昔の職場の人になってたよ 笑

さらに、「今日、何してたの?」と質問を変えてみる。

すると、
「昔の職場の人たちと、豚小屋の溶接やってた」
(父はずっと、鉄鋼溶接工でした)

もはや、釣りはいずこへ。。。

5歳の娘「え?ヨウセツって何??」

昔のことなら話せるのかな、と、認知症父に説明するよう促すと、、、黙る。

説明できないんかーい!!

なるほど。これが認知症というものなのか。

今日の教訓

1 事実と違うことを言っても否定しない

2 その日起きたことは覚えてない

そして。
母が少ーーーしだけ、父に優しくなってきた気がする。
この前までは、ずっと父に「なんでできないの?」「秋雄さん、もう違うから」と、文字通り“朝から晩まで”ギャーギャー言っていたのに。

今日の「釣り行ってない」事件の時も、
こんな時どうしたらよいのか聞いたら、
「否定しない。とにかく受け入れる」と言ってました。

いやいや、あんたずっと否定していたから笑

なんにしても。
父の認知症は認知症として。
母に少し余裕が出てきたのは、成長だな。



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