女性の起業よ…
まだまだ未熟な現状で、見えてきたことを徒然なるままに綴ってみます。
あくまでも個人の意見というか体験談ですので、気軽に読んでくださいね。
1.応援される人、なんとなく嫌われる人
何かと気づかせてくれることの多いお友達と、
久しぶりにランチをしました。
彼女は何気なく言ったことなんですが、
「理由は分からないけど、何となく気に障るんだよね、あの人」
という言葉に、ドキッとしました。
まさに、それって、女性の起業ですごく肝になると
勝手に私が思っているポイントだったからです。
「なんとなく応援したい」って思ってもらえるのがベスト。
「なんとなく嫌い」って応援してもらえないのがワースト。
でも、それって、明確な理由なんて無いんです。
だって、”なんとなく”だから。
だから、怖い…
彼女が何となく気に障ると言っていた人は、
決して悪い人ではないし、
私の友人でもあるし、
周りにも一定のファンがいる人なんです。
でも、何となく気に障る...のです。
逆に、私の知人に、
なんとなく応援したいって思わせるプロがいます。
いつも誰かに助けられて、応援されていて
かといって「良い子ちゃん♪」って感じでもなく
とても自然体で無理なんて一切していない(ように見える)のに
ひたすら愛されるキャラなんですよね。
もう、天賦の才能かよ…って羨ましい限りです。
そんな彼女がいつも大切にしているのは
「相手を思うこと」「ブレないこと」だそうです。
相手に媚びるのではなく、”相手の気持ちを汲む力”
これが大切な気がしている今日この頃です。
2.予想外のリスクにさらされること
今までは、「会社の看板」と共にいました。
社名を出せば、門前払いにされることもなく、
一応、提案は聞いてもらえたし、
自分では背負いきれないような高額の投資にも、
チャレンジすることが出来ました。
「会社の看板」って、それぐらいのイメージでいたんですよね。
実力と実績の間で使う”素晴らしいテコ”みたいな感じで。
それが、
辞めてから一番ビックリしたのは、
セクシャルハラスメントへの抑止力にもなっていたんだ!
という驚きの気付きでした。
辞めてスグに、元取引先の”偉い人”さん(男性)が
壮行会でもしてあげるよ!って食事に誘ってくれたのです。
他にも、先方の担当者さん(男女数名)が来られる予定とのことで
結構仲良くさせていただいていた事もあったので、
是非!という運びとなり、会場で行ったら、、、
その”偉いさん”だけが、ニコニコしながら席にいる訳です。
「二人で食事はちょっと…」って帰るのも変だしなぁ、、、
と思い、そのまま二人で食事をしていたら、
手や肩などにボディタッチをしてきて、オイオイ…となった経験や、
類似体験が、盛りだくさん…
なめんなよ、マジで。
40代独身の女=男に困ってる=何とかなるんじゃね?
というシンプルすぎる思考回路に戦慄が走ります。
会社の看板があった時は、こんな事は一切無かった訳です。
それが、自営業になると枕営業でもしているかのように扱われる
…こともある。
会社の看板って、ありがたかったんだなぁ・・・と
新しい角度からきた影響力にビックリしている次第です。
3.本気の全身全霊の感謝を味わえる経験
いつもメールの冒頭は
「いつもお世話になり、誠にありがとうございます。
株式会社〇〇の△△です」
でした。
もちろん、ありがとうございます。って気持ちはありました。
でも、テンプレートの一部にある程度の感謝でした。
(メールの時はね。)
(あ、でもアカンか... ゴメンナサイ)
もちろん、とてつもない感謝を感じることもありました。
でも、会社を辞めてからの方が圧倒的に力強い感謝と感動を感じています。
サラリーマンだからと言って、手抜きの感謝しかしていなかったか?
というと、そうでもないと思うのですが、大事件から救ってもらった!
とかでもない起きない限り、全身全霊ではなかったような気も・・・
だからサラリーマンとして大成しなかったのかも知れません。
(たぶんコレ)
2の冒頭で「会社の看板」の話をしましたが、
会社の看板のお陰で、テコの原理を活用した大仕事をして
調子に乗っていたのだと思いますし、
それが無くなったお陰で、あまりにも自分が無力すぎる事に
気付かせてもらえましたし、
その無力な自分を無償の愛や親切心で助けてくださる神々が
降臨してくださる感動体験にも遭遇して、
それはもう、、、強い感謝しかないです。
そしたら、大寝ぼけ野郎の私でも、猛烈に全身全霊で感謝するのです。
しかも毎日。
だって、毎日、自分がいかに小さいかを思い知らされるから。
そして、毎日、誰かに助けてもらうから。
なので、毎日、感謝できるんです。
本当に、ありがたいですよね。
4.雑感
総じて言うと、起業って、本当に良い経験だなぁって思います。
女子といえば何色?って聞けば、多くの人は赤やピンクって答えると思います。
それが正しいとか間違っているとかじゃなくて、そう思う人が一定量いるってことを「へぇ~、そうなんや~」って認識していれば良いだけだと思っています。
そんなの、性差別だ!!女子は赤やピンクだけじゃない!!
という意見も然りです。
でも、そこでぶつかっても仕方ないし、
ピンクって決めつける人が一定量存在するのも事実だし、
そう思うのは、その人たちの自由だし、
・・・ということは、相手の意識を変える!って思うより
自分自身が、「正しいか否か」で仕分けずに、
「自分が思うのと同じか否か」で仕分ければ
楽なんじゃないかなぁって気付いたのです。
「間違っている」のではなく、「違う」という感じで。
だって、正解って、たくさんありそうですもんね。
そして、「自分と違う何か」を嫌わないように
気を付けています。
しなやかにね。柔軟にね。
でも、嫌なことにはNOって言えば良いです。
当ったり前です!!
私は、ガンガン言ってます。
でも、私が”傷ついたかも知れない状況” で、
私が「NO!!」って強く言いすぎたことによって、
誰か他の人が傷つく可能性が生まれるかも知れない、
ということもある。
だから、私が傷つくべき、とは言いません。
言えるぐらいの人格者になりたいですけどね。
ただ、そういう可能性も存在するんだよ、ってお話です。
あと、
「本当の事を言ったら、傷つけちゃう」
ってのは嘘だと思います。
相手のことをちゃんと思って、
ちゃんと思いやりをもって、
誠実に伝えたら、
それは相手にとって重要な言葉になるから。
傷つく伝え方をするから、
傷つけちゃうんだよ、
っていう話。
とりとめが無くなりました・・・
という雑感でした。
初出:2019年 12月 9日(月)
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